重力波検出器
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重力波検出器(じゅうりょくはけんしゅつき)とは重力波の検出を目的とする観測装置である。重力波と量子重力理論の研究に使用される。
重力波検出器には干渉計型と共振型がある。干渉計型ではレーザー光を使用するマイケルソン干渉計を使用する。共振型ではウェーバー・バーのように推定される重力波の周波数と共振する固有周波数を有する共振体が使用される。
2016年2月には、LIGOグループによってブラックホール連星からの重力波をはじめて捉えることに成功したと発表された。しかし、レーザー干渉計による測定では、少なくとも3台以上の干渉計の同時観測がないと、どの位置から重力波が来たのかは特定できない。これら複数の設備が協調すれば、到達時間の差から重力波源天体の方向を割り出すことができる[1]。
レーザー発振器からのレーザー光が直行する2方向に分割され、マイケルソン干渉計を構成する。基線長が検出感度に影響する。光路は真空に維持される。
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