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老人会(ろうじんかい)ないし老人クラブ、シニアクラブ、敬老会(けいろうかい)とは、地域を基盤とする高齢者団体である。町内会に付随、又は、連携し、高齢者への福祉に取り組んでいる。老人会の起源は、長寿を祝う平安時代の尚歯会、さらには、相互扶助組織、講にまでさかのぼることができる。
日本においては、公益財団法人の全国老人クラブ連合会(略称:全老連)という全国組織が存在している。
老人会は、地域に住んでいる高齢者の福祉を目的とした組織で、主に相互扶助の形ではあるが、自治会が地元地方自治体の末端組織として関係しているように、老人会は地方自治体の福祉課などとも連携して、高齢者福祉の活動を行っている。財源は大抵、会費、自治会と地方自治体からの援助に拠っているが、廃品回収の回収資源売却利益(→リサイクル)やバザーなど地域イベントの収益なども財源に充てられる場合もある。また人的には町内会の婦人会などに労働力を求めている。
老人会の活動は、「訪問」「見守り」「居場所づくり」「外出援助」などの友愛活動を柱として、より具体的には、以下のような活動が見られる。
また孤独死など高齢者にありがちなトラブルの抑止として相互連絡会として機能したり、また高齢者宅を狙う窃盗・強盗・悪徳商法(悪質リフォーム/リフォーム詐欺・催眠商法・次々商法など)の防犯情報の提供といった活動も見られる。
このほかにも地域の伝統文化や観光資源の保護といった、実質的に社会の利益となる活動を担っている場合もあり、単に高齢者福祉に留まらず、高齢者自身が主体性を持って社会活動する場も提供している。こと趣味の活動の延長で手芸や手工芸によって製作されたものや休耕田などを借り受けるなどして耕作し得られた産品をバザーなどで販売して自活を目指す活動も方々で見出せ、高齢者自らが発案して活動を行っている様子も見られる。
子供会がある地域では、子供会と老人会の交流といったイベントを開催するところもみられ、高齢者の持つ素朴な知恵を地域の子供らに伝えたり、あるいは単に交流の場として地域の高齢者と子供が顔見知りになる場を提供するが、その延長で日常的にも交流してもらおうという活動も見られる。
2つに大別される活動として[1]
1.「生活を豊かにする楽しい活動」(趣味的活動)
2.「地域を豊かにする社会活動」(社会奉仕活動)
活動事例としては、
1.自主財源を主体、補助金対象経費
シニアクラブ活動にかかる経費は会費による自主財源を主体とするが、これらの活動に伴う経費の一部に使うため、申請に基づき補助金を交付することができる。補助金を充当することができるのは、次に該当する活動を行うために必要な費用で、その対象として認められた経費である。
2.補助金対象外
3.補助金及び活動奨励費
会員数 補助金 活動奨励費
30~39人・・・ 36,000円 12,000円
40~49人・・・ 43,200円 13,000円
50~59人・・・ 54,000円 18,000円
60~69人・・・ 56,400円 21,000円
70~79人・・・ 67,200円 22,000円
80~89人・・・ 69,600円 25,000円
90~99人・・・ 72,000円 25,000円
100~109人・・ 75,600円 30,000円
110人以上・・ 85,200円 32,000円 [4]
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