Loading AI tools
台湾の百貨店 ウィキペディアから
新光三越(しんこうみつこし/シンゴンサンユエ/Shin Kong Mitsukoshi)は、台湾の新光グループと三越グループの提携により設立された台湾企業「新光三越百貨股份有限公司」を指す。三越伊勢丹ホールディングスが約43.4%出資しており、同社の持分法適用会社(連結対象外だが子会社)となっている。
1991年(民国80年/平成3年)、新光グループと三越グループの共同出資により、台北に1号店を開店した。2008年4月、経営危機に陥った力霸企業集団の衣蝶百貨を買収。現在、台北に9店舗、桃園、台南、高雄に2店舗ずつ、他に嘉義、台中に店舗を有している。台北信義店のあたりには三越が4店舗集中していることから、三越村の別称がある。また、北京に、中国小売大手の北京華聯集団の合弁会社「華聯新光百貨(北京)有限公司」との合弁で、「新光天地」を有している。
日本の三越の包装紙の「mitsukoshi」のロゴの上に「shin kong」が記されている。
新光三越は、日本の三越が持つ「老舗」「高級」といったイメージに加えて、「都会的」「若者向け」といった日本の伊勢丹や阪急百貨店などが持つイメージを有しており、顧客層も三越に比べて広い。特に日本の三越が苦手な若者向けにも強く(若者層に強かった同業の「衣蝶」を買収したことも大きい)、同じく台湾に進出している髙島屋(大葉高島屋。現在は日本の高島屋との資本関係は解消しライセンスのみの提携)、そごう(遠東崇光・廣三崇光。高島屋同様、現在は日本のそごう西武との資本関係はなく、ライセンスのみの提携)など日系百貨店の追随を許さない、名実ともに台湾No.1の百貨店である。海外における日本の百貨店の成功例とも言える。台湾でデパートといえば「新光三越」といわれるほど台湾におけるブランド力は高い。三越の持分法適用会社であることから、伊勢丹との合併前の三越における連結経常利益に与える影響が大きく孝行息子でもあった。同社には、1988年から三越事件で三越本社を追われた岡田茂元社長の側近で、総合企画部長であった天野治郎(2002年~三越理事兼新光三越副董事長)が赴任しており、新光三越の日本を上回る事業拡大については、彼の功績が大きいといわれている。2020年、新光集団創業者呉火獅の娘婿で新光三越創業時から総経理を務めていた董事長呉東興の死去に伴い、三越伊勢丹HDの村上英之がその職位を引き継いだ[1]。
2014年に四川省・成都に、中国最大級の店舗を、さらに江蘇省・蘇州にも出店する計画が明らかになっている。
2017年7月、高雄市で複合商業施設の大魯閣草衙道を運営する大魯閣開発公司を100%完全子会社としていた大魯閣実業公司から保有株の60%を買い取り、アミューズメントパークを含むSC運営に乗り出すことになった[2][3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.