放馬灘紙
ウィキペディアから
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放馬灘紙(ほうばたんし)は、1986年に中国甘粛省天水市北道区の放馬灘で発見された、前漢代の紙である[2]。その年代は、紀元前179年頃から紀元前142年頃のものと推定され、世界最古の紙とされている[2](世界最古の一覧#記録)。残長5.6cm、幅2.6cm[2]。
1986年3月、放馬灘にて秦墓と漢墓がそれぞれ13基と1基、見つかった[2]。そのうちの漢墓の副葬品の中に、漢代の地図が1枚含まれていた[2]。出土状況は、坑内の墓主の胸上に置かれていた[2]。紙色はやや黒ずんでおり、そこに山河や道路などが描かれていた[2]。他の随葬品の年代によって、前漢の初頭に当たる文帝・景帝代のものと推定されている[2]。
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