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日本の漫画 ウィキペディアから
『妖怪探偵團』(ようかいたんていだん、英: Apparitions Club)は、手塚治虫による日本の漫画作品。1948年に東光堂から描き下ろし単行本として刊行された。[1]
手塚治虫漫画全集や手塚治虫文庫全集には未収録であり、これまで復刻刊行が見送られたままの作品。復刻が行われない理由は、様々な精神病や奇形などを扱い差別用語が頻出しているためと考えられている。[2]
精神病院から患者が次々と姿を消した。それを手引きしていたのは、「妖怪クラブ」と名乗る一団であった。アラビヤの魔法使いと称するドロームが会長として率いる妖怪クラブはきちがいとかたわとおばけの集まりであり、ふつうの人間からつまはじきにされているものの集いである。彼らは精神病患者を病院から連れ出して新たな会員として入会させていたのである。院長ヒゲオヤジの甥であるケンちゃんが妖怪クラブに潜入し、世の中の人間をすっかりきちがいにしてしまおうとする彼らの目的を聞く。さらに近くに住む猿飛佐助の子孫を入会させようとしている企みを知ったケンちゃんはクラブから脱出し、彼らが狙う少女・猿飛サチ子に出会い、妖怪クラブの企みを伝える。サチ子は先祖から受け継いだ異常体質の持ち主で、その体質のため忍術を使うことができるのである。妖怪クラブは世の中の人々を発狂させる事件を次々と起こしていく。ドロームの魔の手がヒゲオヤジにも伸びるがそこにサチ子が現れ、サチ子の忍術とドロームの魔法の対決が始まる。
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