- コミカルでほのぼのとした表現を基調にしながら、しばしばシリアスなテーマを織り込む。
- キャラクターを幼く表現する手法に特徴があり、いくつかの作品には共通して「ペロキャン」が登場する[11][12][13][14][15]。
- 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』では各タイトルの主人公を目の細いキャラクターで描いた。
- 『ゼルダの伝説4コママンガ劇場』では題名を一貫して「リンクと-」にした。
- 掲載誌の移籍
- 『刻の大地』の連載中、2000年8月(9月号)を最後に4年間在籍した『月刊少年ガンガン』を離れ、同年11月に『月刊Gファンタジー』12月号で連載を再開した。
- 連載の隔月化と掛持ち
- 掲載誌を移籍してから1年3ヵ月後の2002年2月、作品内容の充実を目的として[16]連載頻度を隔月化した。その一方で翌3月、一賽舎『コミックZERO-SUM』創刊号にて「不思議の環~RIDDLE~」の連載を開始。両作品を毎月交互に進める形となった。
- 休載
- 連載の掛持ちを始めた翌月に『刻の大地』を休載、同2002年末からは両作品ともほぼ毎月休載した。2003年10月には『月刊Gファンタジー』に書面を載せ、長期の休載で読者に心配を掛けたことを詫び、再開の意思を示した[17]。同年12月には『刻の大地』の再開準備として、同作品の短編である「オッツ・キイムnote」を始めた。しかし体調は優れず、この作品も翌月を最後に休止した。その後、各作品について両誌で告知し、もうしばらくの休載を伝えた[18][19]。このときGファンタジーには体調不良である旨も載せた。
- 連載の終了と中止
- 2005年3月に再度両誌で告知し、悔やみながらも『刻の大地』は未完のまま終了[20]、「不思議の環~RIDDLE~」は連載中止とした[21]。このとき『刻の大地』について本人は「終了」と記したが、Gファンタジー編集部は「一旦連載を終了」と言葉を濁した[20]。
- 復帰
- 2007年後半に執筆を再開し[22]、12月に『トリフィルファンタジア』の連載を発表した[7]。この発表の際、未完作品についての所感を表した。それによれば『刻の大地』に再開の見込みはないとしていたが、2017年10月26日より「メディバン マンガ」で連載を再開した[23]。「不思議の環~RIDDLE~」については再開の意思を示したが、再開時期は公表していない。
漫画
- Gファンタジーコミックス:全3巻
- 愛蔵版コミックス:全2巻(エニックス、1998年)
- Webコミック(マンガ図書館Z、2011年)
- 完全版コミックス:全2巻(復刊ドットコム、2012年)
- ギャグ王コミックス:全2巻
- 愛蔵版コミックス:全1巻(エニックス、1998年)
- Webコミック(マンガ図書館Z、2011年)
- 完全版コミックス:全1巻(復刊ドットコム、2013年)
- ガンガンコミックス:1~8巻
- Gファンタジーコミックス:9・10巻
- 愛蔵版コミックス:全6巻(復刊ドットコム、2013-2014年)
- Webコミック(マンガ図書館Z、2014年)
- 塔の戦い完結編
- Android版、iOS版、PC版(2017-2018年、メディバン)
- 書籍版:全1巻(主婦の友社)
- 天秤の代理:WEB版(2020年、メディバン)
- Gファンタジーコミックス:全2巻
- Kanon Texte / Opening(復刊ドットコム、2015年)
画集
- オッツ キイム―夜麻みゆき画集(エニックス、1998年)
- 夜麻みゆき画集 オッツ・キイム幻想(復刊ドットコム、2015年)
エニックス出版局編 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場番外編-4コマクラブ傑作集』第2巻、エニックス、1991年9月、15及び76、83、89頁に16歳とあるが、誕生日前のため当年17歳である。
エニックス出版局編 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』第8巻、エニックス、1993年、37頁。
エニックス出版局編 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場番外編-4コマクラブ傑作集』 エニックス、1991年3月。
夜麻みゆき「連載終了の経緯とその後」漫画「刻の大地」塔の戦い編完結プロジェクト クラウドファンディング - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)、2017年6月27日。
エニックス出版局編 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』第6巻、エニックス、1992年、70頁。
夜麻みゆき 『幻想大陸』第1巻、エニックス、1995年、39頁。
夜麻みゆき 『刻の大地』第1巻、エニックス、1997年、25頁。
夜麻みゆき 『トリフィルファンタジア』第1巻、スクウェア・エニックス、2008年、57頁。
スクウェア・エニックス編 『ドラゴンクエストIX-星空の守り人-4コマ劇場』 スクウェア・エニックス、2009年、1頁。
保坂嘉弘編 『月刊Gファンタジー』3月号、エニックス、2002年2月。
田口浩司編 『月刊Gファンタジー』11月号、エニックス、2003年10月。
田口浩司編 『月刊Gファンタジー』5月号、スクウェア・エニックス、2004年4月。
杉野庸介編 『コミックZERO-SUM』6月号、一賽舎、2004年4月。
田口浩司編 『月刊Gファンタジー』4月号、スクウェア・エニックス、2005年3月。
杉野庸介編 『コミックZERO-SUM』5月号、一迅社、2005年3月。