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マグプル・インダストリーズ・コーポレーション(Magpul Industries Corporation)は、ポリマーを用いた銃器の設計および製造で知られる銃器メーカー。本社はアメリカ合衆国コロラド州エリーに所在するが、同社の製品には「Made in Boulder, CO」(「コロラド州ボルダー製」)と刻印されている。社名の「マグプル」(Magpul)は、同社が最初に製造した製品の製品名に基づく。これはアメリカ軍およびNATO軍が使用するSTANAG マガジンに取り付けるゴム製ストラップで、弾倉(magazine)をポーチから素早く引きぬく(Pull)為のアクセサリーだった。
種類 | 非公開会社 |
---|---|
業種 | 銃器メーカー |
設立 | 1999年 |
創業者 | リチャード・M・フィッツパトリック(Richard M. Fitzpatrick) |
本社 |
コロラド州エリー 、 |
主要人物 | リチャード・フィッツパトリック、マイク・メイベリー(Mike Mayberry)、ダグ・スミス(Doug Smith)、ドレイク・クラーク(Drake Clark) |
製品 | 小銃、各種アクセサリー |
サービス | コンサルタント、トレーニング |
所有者 | リチャード・フィッツパトリック |
部門 | Magpul Industries Corp., Magpul Dynamics, Magpul PTS |
ウェブサイト | www.magpul.com |
創業以来、主にAR-15小銃およびその派生型を対象としたアクセサリーの設計・製造を行なってきたが、近年では銃器そのものの設計も行なっている。
また、マグプルは既存の銃器を元にプラスチック部品や様々なアクセサリーの提供を行なってきた為、例えば銃器業界紙などで類似の近代化設計がなされた銃器を解説する際にはしばしば社名が引用される。あるいはこれら近代的な設計を指し、鉄と木で作られた「伝統的な」銃器に対してマグプル化(magpulized)されているというような表現が用いられることもある[1]。
1999年、米海兵隊フォース・リーコンの軍曹だったリチャード・M・フィッツパトリック(Richard M. Fitzpatrick)によって創業される[2]。2008年までに同社は業種によって3つに分割された。火器のアクセサリーの設計・生産を行うマグプル・インダストリーズ(Magpul Industries)、エアソフトガンなど訓練銃や遊戯銃とアクセサリーの設計・生産を行うマグプル・プロフェッショナル・トレーニング&シミュレーション(Magpul Professional Training & Simulation, PTS、2007年創設)、火器の訓練や教習ビデオの製造・販売を行うマグプル・ダイナミクス(Magpul Dynamics、2008年創設)の3社である[3]。
現在のCEOはリチャード・フィッツパトリックである[4]。フィッツパトリックは前任者でマグプル・ダイナミクスのCEOを兼任していたトラビス・ハーレーの退職を受けて職を引き継いだ。なお、ハーレーはマグプル退社後にハーレー・ストラテジック・パートナーズ(Haley Strategic Partners)なる企業を設立している[5]。
2013年、コロラド州議会にて弾倉容量を10発(散弾銃は5発)に制限する州議会法案1224号(Colorado House Bill 1224)が提出された。マグプルはこの法案に反発し、コロラド州民に対して優先的に標準容量の弾倉を供給すると共に法案改正への支援を訴えた[6]。同社はこの反対運動をかつてベルリン封鎖の中で行われたベルリン空輸(Berlin Airlift)に例え、ボルダー空輸(Boulder Airlift)と呼称している。
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