ヒマラヤン・アート・リソーシズ

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ヒマラヤン・アート・リソーシズ英語: Himarayan Art Resources、略称HAR)はヒマラヤ地方チベットの芸術の分類・展示を行っているヴァーチャル・ミュージアム英語版(仮想美術館)。世界中の美術館や大学、個人のコレクションから集めた、絵画彫刻織物、祭具、壁画などの画像をカタログ化し、展示している[1][2]。このウェブサイトは、ニューヨークシティにあるルービン美術館英語版によって運営されている[3]

歴史

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ベグツェ・ダルマパーラ英語版像 この画像は、モンゴルザナバザル美術館英語版に収蔵されている作品が、ヒマラヤン・アート・リソーシズを通じてウィキメディア・コモンズにアップロードされたものである。

ヒマラヤン・アート・リソーシズ(以下HAR)は、チベット・アート・プロジェクトという名前で、デジタルライブラリーとして活動を開始した。このサイトは、1997年にシェリー&ドナルド・ルービン財団の資金援助を受け、ヒマラヤ美術の教育・研究用データベースとして開設された[4][5]。1998年以降、ヒマラヤ美術、及びチベット美術研究家・キュレータージェフ・ワット英語版がHARのディレクターと主席キュレーターを務めている[6][7]

2013年の段階で、このサイトは公的・私的コレクションから45,000件以上の画像を所蔵している[8][9]。2018年にはさらに倍増し、約1000以上のコレクションやレポジトリからの画像を掲載している[10]

HARは、ヒマラヤ美術研究家に学術的な目的で利用されている[11]。また、このサイトでは、何百もの資料が、教育・解釈目的の利用に許可されている[12]。これらの資料には、ユーザーがサイト上の資料を閲覧するのに役立つカリキュラム、エッセイ、用語集、組織概要などが含まれている。

参考文献

外部リンク

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