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『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』(The Beatles Anthology 2)は、1996年に発売されたビートルズのコンピレーション・アルバム。CDで発売された後に3枚組LPレコードでも発売された。本作にはアルバム『ヘルプ!』から『マジカル・ミステリー・ツアー』までのセッションで録音された別テイクや未発表曲、日本武道館などでのライブ演奏[注釈 1]が収められているほか、ジョン・レノン作の「リアル・ラヴ」が他のメンバーによる録音が加えられ、ビートルズの作品として収録された。
『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』 | ||||
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ビートルズ の コンピレーション・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
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ジャンル | ||||
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レーベル | ||||
プロデュース | ||||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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ビートルズ アルバム 年表 | ||||
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『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』収録のシングル | ||||
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リマスタリングされた『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』と、本作をコンパイルしたものが『The Beatles Anthology Box Set』として2011年6月14日に、iTunes Storeにて配信がスタートした[7]。
本作に新曲として収録された「リアル・ラヴ」は、『1』に収録された「フリー・アズ・ア・バード」と同様にジョン・レノンによって書かれた楽曲で、レノンの未亡人であるオノ・ヨーコよりデモをポール・マッカートニーが受け取り[8]、それを基にマッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの3人で楽器やコーラスを加えて完成させた楽曲である[9]。ただし、「フリー・アズ・ア・バード」とは異なり、歌詞やメロディを新たに加えた箇所がないことから、ビートルズの楽曲で唯一レノン単独のクレジットとなった楽曲[注釈 2]となっている。
DISC 1に収録された「イフ・ユーヴ・ガット・トラブル」と「ザット・ミーンズ・ア・ロット」の2曲はアルバム『ヘルプ!』のセッション、「12・バー・オリジナル」はアルバム『ラバー・ソウル』のセッションでレコーディングされた楽曲だったが、いずれも収録されないままとなっていた楽曲。収録順は基本的に時系列どおりとなっているが、当初6曲目に収録予定だった「アイム・ダウン」のみ、マッカートニーの要求で3曲目に繰り上げられた[10]。
また、マッカートニーは本作に1967年に開催された芸術祭のために制作した実験音楽「カーニヴァル・オブ・ライト」を収録することを希望していたが、他の2人とオノによって拒否されたため断念した[11]。このほかにも1965年のシェイ・スタジアム公演から「シーズ・ア・ウーマン」のライブ音源、1966年の日本武道館公演から「ひとりぼっちのあいつ」のライブ音源、「ペイパーバック・ライター」のボーカルのみを抽出した音源、「嘘つき女」と「ラヴ・ユー・トゥ」のアウトテイクが収録される予定となっていたが、最終的に未収録となった[12]。
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「リアル・ラヴ」(Real Love) | ジョン・レノン | |
2. | 「イエス・イット・イズ」(Yes It Is (Take 2 & 14)) | ||
3. | 「アイム・ダウン」(I'm Down (Take 1)) | ||
4. | 「悲しみはぶっとばせ」(You've Got to Hide Your Love Away (Takes 1, 2 & 5)) | ||
5. | 「イフ・ユーヴ・ガット・トラブル」(If You've Got Trouble) | ||
6. | 「ザット・ミーンズ・ア・ロット」(That Means a Lot (Take 1)) | ||
7. | 「イエスタデイ」(Yesterday (Take 1)) | ||
8. | 「イッツ・オンリー・ラヴ」(It's Only Love (Takes 3 & 2)) | ||
9. | 「アイ・フィール・ファイン」(I Feel Fine (Live on Blackpool Night Out)) | ||
10. | 「涙の乗車券」(Ticket to Ride (Live on Blackpool Night Out)) | ||
11. | 「イエスタデイ」(Yesterday (Live on Blackpool Night Out)) | ||
12. | 「ヘルプ!」(Help! (Live on Blackpool Night Out)) | ||
13. | 「みんないい娘」(Everybody's Trying To Be My Baby (Live at Shea Stadium)) | カール・パーキンス | |
14. | 「ノーウェジアン・ウッド (ノルウェーの森)」(Norwegian Wood (This Bird Has Flown) [Take 1]) | ||
15. | 「君はいずこへ」(I'm Looking Through You (Take 1)) | ||
16. | 「12・バー・オリジナル」(12-Bar Original (Take 2, Edited)) | ||
17. | 「トゥモロー・ネバー・ノウズ」(Tomorrow Never Knows (Take 1)) | ||
18. | 「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」(Got to Get You Into My Life (Take 5)) | ||
19. | 「アンド・ユア・バード・キャン・シング」(And Your Bird Can Sing (Take 2)) | ||
20. | 「タックスマン」(Taxman (Take 11)) | ジョージ・ハリスン | |
21. | 「エリナー・リグビー (ストリングス・オンリー)」(Eleanor Rigby (Strings Only)) | ||
22. | 「アイム・オンリー・スリーピング (リハーサル)」(I'm Only Sleeping (Rehearsal)) | ||
23. | 「アイム・オンリー・スリーピング (テイク1)」(I'm Only Sleeping (Take 1)) | ||
24. | 「ロック・アンド・ロール・ミュージック」(Rock and Roll Music (Live at Nippon Budokan Hall, Tokyo)) | チャック・ベリー | |
25. | 「シーズ・ア・ウーマン」(She's A Woman (Live at Nippon Budokan Hall, Tokyo)) | ||
合計時間: |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー (デモ・シークエンス)」(Strawberry Fields Forever (Demo Sequence)) | ||
2. | 「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー (テイク1)」(Strawberry Fields Forever (Take 1)) | ||
3. | 「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー (テイク7/エディット・ピース)」(Strawberry Fields Forever (Take 7 and Edit Piece)) | ||
4. | 「ペニー・レイン」(Penny Lane (Alternative Mix)) | ||
5. | 「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」(A Day In the Life (Takes 1, 2, 6 and Orchestra)) | ||
6. | 「グッド・モーニング・グッド・モーニング」(Good Morning Good Morning (Take 8)) | ||
7. | 「オンリー・ア・ノーザン・ソング」(Only a Northern Song (Takes 3 & 12)) | ジョージ・ハリスン | |
8. | 「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト (テイク1&2)」(Being For the Benefit of Mr. Kite! (Takes 1 & 2)) | ||
9. | 「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト (テイク7)」(Being For the Benefit of Mr. Kite! (Take 7)) | ||
10. | 「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」(Lucy In the Sky with Diamonds (Takes 6, 7 & 8)) | ||
11. | 「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー (インストゥルメンタル)」(Within You Without You (Instrumental)) | ジョージ・ハリスン | |
12. | 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)」(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) [Take 5]) | ||
13. | 「ユー・ノウ・マイ・ネーム」(You Know My Name (Look Up the Number)) | ||
14. | 「アイ・アム・ザ・ウォルラス」(I Am the Walrus (Take 16)) | ||
15. | 「フール・オン・ザ・ヒル (デモ)」(The Fool On the Hill (Demo)) | ||
16. | 「ユア・マザー・シュッド・ノウ」(Your Mother Should Know (Take 27)) | ||
17. | 「フール・オン・ザ・ヒル (テイク4)」(The Fool On the Hill (Take 4)) | ||
18. | 「ハロー・グッドバイ」(Hello, Goodbye (Take 16)) | ||
19. | 「レディ・マドンナ」(Lady Madonna (Takes 3 & 4)) | ||
20. | 「アクロス・ザ・ユニバース」(Across the Universe (Take 2)) | ||
合計時間: |
チャート (1996年) | 最高位 |
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オーストラリア (ARIA)[15] | 2 |
オーストリア (Ö3 Austria)[16] | 9 |
ベルギー (Ultratop Flanders)[17] | 8 |
ベルギー (Ultratop Wallonia)[18] | 7 |
カナダ (RPM)[19] | 3 |
フィンランド (Suomen virallinen lista)[20] | 5 |
フランス (SNEP)[21] | 2 |
ドイツ (Media Control AG)[22] | 4 |
日本 (オリコン) | 3 |
イタリア (Musica e dischi)[23] | 16 |
オランダ (MegaCharts)[24] | 4 |
ニュージーランド (RIANZ)[25] | 3 |
ノルウェー (VG-Lista)[26] | 5 |
スウェーデン (Sverigetopplistan)[27] | 2 |
スイス (Schweizer Hitparade)[28] | 4 |
UK アルバムズ (OCC)[29] | 1 |
US Billboard 200[30] | 1 |
チャート (1996年) | 順位 |
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カナダ (RPM Year-End)[31] | 34 |
イタリア (Musica e dischi)[23] | 107 |
日本 (オリコン) | 95 |
US Billboard 200[32] | 39 |
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