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サン・プリンセス(Sun Princess)は、プリンセス・クルーズが運航しているクルーズ客船。サン・プリンセスの船名は先代(元スピリット・オブ・ロンドン)に次いで2代目に当たる。
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サン・プリンセス級の1番船で、1995年11月11日、イタリアのフィンカンティエリ社モンファルコーネ工場で竣工。船価は3億ドル。客室数は975室で、603室が海側客室(アウトサイド・キャビン)であり、うち約70%はバルコニー付きである。
竣工当時、ノルウェージャン・クルーズ・ラインの「ノルウェー」(76,049総トン)を抜いて世界最大の客船であり、引退・解体されたものも含めた客船史上でも第4位の大きさであった。
12月1日にフロリダのポート・エバーグレーズ港で行われた命名式にて、親会社P&Oの会長夫人によって命名され、翌2日よりフォートローダーデール起点のカリブ海クルーズに就航した。
以降夏期はバンクーバー起点のアラスカクルーズ、それ以外の期間はカリブ海クルーズに就航していたが、2007年秋からはオーストラリアを中心に運航され、日本への来航は2008年8月29日に大阪港に寄港したのが初であった。
また、同型の2番船が1997年、3番船が1998年、4番船が2000年に建造された。
2013年には約3000万ドルをかけて大規模改装を行いアトリウムへのカフェ設置、寿司レストランの常設化、ステーキハウスやスパのリニューアルなどが行われた[2]。その後2018年の改装では船首に「シーウィッチ」の意匠を施すとともに新プレミアム客室「クラブ・クラス・ジュニア・スイート」、ディスカバリー・チャンネルと提携したユースセンター「キャンプ・ディスカバリー」の設置、免税店のリニューアルが行われた[3]。
その後2020年9月に親会社カーニバル・コーポレーションの経営改善策として同型船シー・プリンセスとともに売却を発表[4]。
2013年より日本発着クルーズとして本格的に投入された。国内客船の半額近い低価格クルーズの登場は「黒船」とも呼ばれ、国内船社に衝撃を与えた。[5][6]
2014年はダイヤモンド・プリンセスと合わせて2隻体制で日本発着クルーズを40回以上展開。しかし2015年よりオーストラリアへ通年配船となり、日本を撤退した。現在のプリンセス・クルーズの日本発着クルーズはダイヤモンド・プリンセス1隻となっている。
2019年にはJTBクルーズの全船チャーターにより本船を用いての横浜・名古屋・神戸発着の世界一周クルーズを実施、従来の世界一周の相場と比べ4割安い価格でクルーズ初心者を取り込む目論見としている[7]。日本の旅行会社がプレミアム級客船をチャーターしての世界一周の実施はこれが初であると同時に、プリンセス・クルーズでも初のアジア発着の世界一周となる[8]。
2021年春からは日本のピースボートクルーズを企画実施する株式会社ジャパングレイスがチャーターし、パシフィック・ワールド号として世界一周クルーズを行うと発表している。
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