サンマテオ (カリフォルニア州)

サンマテオ（英語: City of San Mateo）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンマテオ郡にある都市。サンフランシスコ・ベイエリアに位置する郊外都市である。サンマテオとはスペイン語で「聖マタイ」を意味する語である。人口は10万5661人（2020年）､面積は31.40㎢｡^[1]。

サンマテオはサンフランシスコ市から南に30キロの北緯37度33分15秒、西経122度18分47秒に位置し、サンフランシスコ湾に面している。また、サンタクルーズ山脈によって太平洋と隔てられているため、気候は地中海性気候となっている。

2010年の国勢調査によると、人口97,207 人、世帯数38,233、家族数23,444 となっている。また人口密度は 1平方マイルあたり8,013.8人で、都市の人種構造は46.8%の白人、2.4%のアフリカ系アメリカ人、 0.5%のネイティブアメリカン、18.9%のアジア人、1.2%の太平洋島民、その他が12.6%で、混血が5.7%である。また、人口の26.6%は、ヒスパニックまたはラテンアメリカ系でもある。

サンマテオはシリコンバレーの北端部であることから、IT企業が多い。YouTubeもこの街から生まれた。PlayStationのソニー・インタラクティブエンタテインメントアメリカ本社などもある。

道路は国道101号線（Bayshore Freeway）や州間高速道路280号線（Junipero Serra Freeway）、エルカミノリアルことカリフォルニア州道82号線(California State Route 82)が市内の南北を通過し、カリフォルニア州道92号線(California State Route 92。フォスターシティを通じてサンマテオブリッジ(San Mateo Bridge)に接続)が市内の東西を通過している。エルカミノリアル以外はフリーウェイである。

鉄道はカルトレインが利用可能であり、サンマテオ駅とヘイワードパーク駅とヒルズデール駅の3駅が利用可能である。うちサンマテオ駅とヒルズデール駅は多くの急行列車が停まる主要駅である。

市内・近隣都市との公共交通としてはサムトランズ(SamTrans)という郡営バスがあり、サンマテオ駅とヒルズデール駅を起点に運行しているほか、サンフランシスコのダウンタウンやサンフランシスコ国際空港とのバス路線もある。また、サンフランシスコ湾対岸のアラメダ郡とコントラコスタ郡が運営しているACトランジット(AC_Transit)の運行するバスはヒルズデール駅と対岸のヘイワードを結んでいる。

サンフランシスコ市営鉄道が運営するインターアーバンが1949年までサンマテオとサンフランシスコを結んでいたが、廃止されている。