クアンティック・ドリーム

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クアンティック・ドリームQuantic Dream)は、1997年に設立されたフランスパリに拠点を置くゲーム制作会社である。[1] 映画やゲームのモーションキャプチャも引き受けている。

概要 種類, 本社所在地 ...
クアンティック・ドリーム
Quantic Dream
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種類 株式会社
本社所在地 フランス パリ
設立 1997年
業種 ビデオゲーム制作事業
モーションキャプチャ事業
代表者 デイヴィッド・ケイジ (創立者)
ギヨーム・ド・フォンドーミエール (COO)
従業員数 180名
外部リンク www.quanticdream.com
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歴史

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1997年から2020年の間までに使われていたロゴ

1999年PCドリームキャスト用ソフト『Omikron: The Nomad Soul』を第一作目として開発。このゲームの音楽はデヴィッド・ボウイが担当している。その後「Quark」というゲームを開発していたが後にキャンセルされた。2002年に『ファーレンハイト』(北米版タイトルは Indigo Prophecy)の開発に着手し始める。このゲームでは、プレイヤーの選択によって様々なストーリーが楽しめるインタラクティブシネマ技術が取り入れられた。この技術は、以後の作品において同社を代表するジャンルとなる。

ファーレンハイトは発売前から世界的に高い評価を受け[2] クアンティック・ドリーム公式サイトによると80万本を売り上げた。2005年にはPS3用ソフト『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』と「Omikron 2」の開発を発表。『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』は2006年に行われたE3で発表したデモ映像で鮮明なグラフィックなどが高い評価を呼び[3] 2010年に発売された後200万本の売り上げを記録した[4]

『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』が3タイトルを獲得した英国アカデミー賞BAFTAのビデオゲームアワードで、ケイジは「ゲームは同じものを求めてきた。強さを持った悪に対抗する主人公像は、ゲームの中ではごく一部にしか過ぎない。他に存在する様々な物語、感情は画期的な材料になりつつあり、我々は今後これらを取り入れることが出来るだろう。」とコメントしている。

会社設立25周年にあたる2022年、他のデベロッパーへの幅広いパブリッシングを行っていくことを目的とし、中国のゲーム制作会社、NetEase Gamesの傘下に入ることを正式に発表[5]。NetEase Gamesは2019年からクアンティック・ドリームへの投資を継続的に行っていた。

今後のプロジェクト

ドイツのゲームイベント『gamescom2022』冒頭において、開発中の最新作『Under The Waves』の映像が公開された。

主な製作ゲーム

さらに見る タイトル, 発売時期 ...
タイトル発売時期プラットフォーム
Omikron: The Nomad Soul1999年Windows
2000年ドリームキャスト
ファーレンハイト2005年Windows / PlayStation 2 / Xbox
2007年Xbox 360
HEAVY RAIN 心の軋むとき2010年PlayStation 3
2016年PlayStation 4
2019年Windows
BEYOND: Two Souls2013年PlayStation 3
2015年PlayStation 4
2019年Windows
デトロイト ビカム ヒューマン2018年PlayStation 4
2019年Windows
Under The Waves2023年PlayStation 5 / PlayStation 4 / Xbox Series X/S / Xbox One / Steam
スター・ウォーズ エクリプス 未定 未定
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脚注・出典

外部リンク

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