オーストラリアンフットボール英語: Australian Football)は、楕円球形のボールを用いて1チーム18人の2チーム間で行われるフットボールである。

概要 オーストラリアンフットボール, 統括団体 ...
オーストラリアンフットボール
統括団体 オーストラリアン・フットボール・リーグ委員会英語版
通称 フットボール、フッティ、オージールールズ
起源 1859年オーストラリアメルボルン
競技登録者数 693,052 (全体) (2008)
130,000 (大人) (2007)
クラブ数 2,659
特徴
身体接触 フルコンタクト
選手数 22 (フィールド内は18)
男女混合 Single (at senior level)
カテゴリ 屋外
ボール 楕円形
実施状況
オリンピック 1956年 (公開競技)[1]
テンプレートを表示
閉じる
トム・ウィルス
ボール。ラグビーボールのように楕円形だが、一回り小さい。

日本でオーストラリアンフットボールを統括する一般社団法人日本オーストラリアンフットボール協会によると、オーストラリアで最も人気のあるスポーツの一つであり、オーストラリアではフッティー(Footy)、オージールールズ(Aussie Rules)とも呼称される。また、日本ではオージーボールとも呼ばれる[2]

インターナショナルルールで、GAAのアイルランド代表チームとの国際親善試合が実施されている。競技は冬にクリケット競技場(楕円形のため、オーヴァルと呼ばれる)で行われる。

概要

1858年にメルボルンでトム・ウィルスによって始められた。 オーストラリア国内ではラグビーリーグ、クリケットと並ぶ人気スポーツで、オーストラリアの主要な冬のスポーツである。特にオーストラリア南部や西部で盛んで、シドニーブリスベンにもプロチームがある。

ルール

Thumb
オーストラリアンフットボールの運動場
  • 競技は楕円形のクリケット競技場に4本の柱を立てて、1チーム18人・交替要員4人で行う。交替は試合中いつでもできる。
  • 試合は、1クォーター20分・4クォーター制の合計80分間で行われ、2クォーター終了後にハーフタイムとなる。
  • プレイヤーはボールを蹴るか、ハンドボール(一方の手に持ったボールを、拳を丸めたもう一方の手で打つ。)をして進める。ラグビーのように投げるのは反則。また、ボールを持って15メートル以上進む際、フィールドにボールをつけるかバウンドさせなければならない。
  • 一方が蹴り上げ、15メートル以上飛んだボールをもう一方がノーバウンドで捕球する「マーク」は、その時点からのフリーキックか、攻撃続行かを選べる。
  • 真中の柱(ゴールポスト)、2本の間にボールを蹴り込むと6点(「ゴール」。ラグビーや フットボールと違い横棒はない)。ただし、キック以外の方法だと1点。キックでゴールラインを越えても、他のプレーヤーに当たっていたら1点。キックかどうかに関わらず、端の柱(ビハインドポスト)と真ん中の柱の間に通した場合、または真ん中の柱自体にボールを当てた場合は1点(「ビハインド」)、端の柱にあたった場合はボールがフィールド外に出たと見なされる。オウンゴールは、相手チームに1点が与えられるが、ゴールポストの間に蹴り込んだとしても6失点にならないため、相手チームによる「ゴール」の危険性が高いとき、敢えてオウンゴールをすることがある。ゴールポストに柱の近くにはレフェリーが待機しており、ゴールが決まると、レフェリーは真中の二本の間に立ち、両手の人差し指を体の前に向けて出すことで、正式に得点が記録される。端の一本と真中の一本の間に通すなどして1点のみの得点になる場合は、片方の人差し指のみを体の前に向けて出す。その後、レフェリーは旗を振ってもう一方のゴールに居るレフェリーに得点を知らせ、互いに現在の得点を確認する。
  • キックオフ時、及びゴールが決まった場合は、グラウンド中央でレフェリーがボールを地面に叩き付け、フライボールとなったところをどちらかのチームの選手が捕球してゲームが開始される。またボールがグラウンドの外に出た場合は、その場所でレフェリーがグラウンドに背を向ける体制を取ってから、ボールをグラウンド内に放り投げる事で試合再開される。
  • ラグビー同様、タックルが可能だが、膝下、または肩上へのタックルは反則とされる[3]
  • 正式な試合では、選手への処分の裁定は試合中でなく、後日の裁定委員会で行われる。

インターナショナルカップ

オーストラリアンフットボールの世界大会で、3年に1回オーストラリア・メルボルンで開催される。

各国のリーグ

オーストラリア

日本

その他

出典

関連項目

外部リンク

Wikiwand in your browser!

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.

Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.