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オホス・デ・ブルッホ(Ojos de Brujo)はスペイン、バルセロナ出身の8人編成バンド。オホス・デ・ブルホとも表記される。バンド名は「魔法使いの目」という意味である[1]。ヒップホップとフラメンコが融合した彼らのスタイルを「jipjop flamenkillo」と形容した人もいる[2]。セルフ・プロデュースしたアルバム『バリ』は10万枚売れ、BBCラジオ3の2004年度「ワールド・ミュージック・アワード」でさまざまな賞を受賞した[3]。同賞には2003年にもノミネートされていた[4]。
彼らの成功で特筆すべきは、レーベルの後ろ盾なしにそれをなしえたことである。デビュー・アルバムの『Vengue』はエデル・レコードから出したが、『バリ』を作る際、レコード会社の重圧から離れ、完全にアーティストの自由に作りたいために、彼らは自らのレーベル『La Fábrica de Colores』を立ち上げた[5]。
フラメンコは明らかに彼らのサウンドの核である。メンバーのラモン・ヒメネスはこう述べている。
フラメンコの中には魔法がある……それがオホス・デ・ブルッホの歌の鼓動なんだ。[6]
しかし、純粋なフラメンコとは違う。それについて、シャビ・トゥルルはこう言っている。
……僕たちはフラメンコを真似しているわけじゃない。僕たちがやってるのはフラメンコの豊かさ、それ以外の音楽の豊かさを使って、違う何かを作りだすことなんだ。たまには、「フラメンコは最も強い要素だ」と言うかも知れないけど、フラメンコの真似事をやってるわけじゃない。[7]
フラメンコ以外に彼らの音楽に影響を与えた音楽を挙げると、アフロ・キューバン[8]、ラップ、ヒップホップのスクラッチングにターンテーブリズム、そしてインド音楽がある。
『テチャリ』発売時(2006年)
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