イサーク・ファン・ロイスダール

イサーク・ファン・ロイスダール（Isaack van Ruisdael、1599年 - 1677年10月4日（葬礼日））は、オランダの風景画家である。より有名な画家、ヤーコプ・ファン・ロイスダールの父親である。

イサーク・ファン・ロイスダール Isaack van Ruisdael
イサーク・ファン・ロイスダール作「Egmond aan Zeeの風景」
生誕	1599年 オランダ、ナールデン
死没	1677年10月4日（葬礼日） オランダ、ハールレム

イサーク・ファン・ロイスダール作「森の中の農場に続く小道」
デトロイト美術館

略歴

アムステルダム近くのナールデンで生まれた。弟に画家になったサロモン・ファン・ロイスダール(1602-1670)がいる。オランダ美術史研究所の研究によれば父親は Jacob Gooyerという名前で、イサークとサロモンは、ハールレム移り風景画家として活動するようになった後、ファン・ロイスダール（オランダ語のruis-daalは水路からの水の意^[1]、由来は父親の出身地のBlaricumにある古い城、Slot Ruysdaelに因むとする説もある。）を姓として名乗った^[2]。

イサーク・ファン・ロイスダールの作品として伝わっている作品の数は多くなく、18世紀初めに画家の伝記を出版したアルノルト・ホウブラーケンは息子のヤーコブの伝記中でイサーク・ファン・ロイスダールは、鏡や絵画の木彫額縁制作の仕事をしていたと伝えている^[1]。また別のホウブラーケンの記述ではBarent Gael(c.1630–1698)という画家の師匠であったと述べている。

弟のサロモンやハールレムで活躍した風景画家、ヤン・ファン・ホーイェン(1596-1656)のスタイルの風景画を描いたとされる^[3]。

1628年に風景画家となった息子のヤーコプ・ファン・ロイスダールが生まれている。

最初の妻が亡くなった後、1642年に再婚し、その年ハールレム画家組合の役員になった記録がある^[2]。1677年にハールレムでン没した^[2]。

参考文献

1. (オランダ語) Isaack van Ruisdael Biography in De groote schouburgh der Nederlantsche konstschilders en schilderessen (1718) by Arnold Houbraken, courtesy of the Digital library for Dutch literature
2. Isaack van Ruisdael, Netherlands Institute for Art History, 2015. Retrieved 7 January 2016.
3. "Ruisdaël (Isaac van)". La Grande Encyclopédie (フランス語). Vol. 28. 1900. p. 1133. 2023年3月27日閲覧。