XO-4b

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XO-4b

XO-4bやまねこ座の方角に約956光年の位置にある太陽系外惑星である。McCulloughにより2008年にトランジット法で発見された。質量は木星の1.521倍、半径は木星の1.29倍である。F型主系列星である親星の非常に近くを公転しているホットジュピターである。

概要 星座, 分類 ...
XO-4b
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木星との大きさの比較
星座 やまねこ座
分類 太陽系外惑星
発見
発見年 2008年[1]
発見者 McCullough ら[2]
発見場所 マウイ郡, ハワイ州
発見方法 トランジット法[2]
現況 公表
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.05475+0.00094
0.00051
au[3]
離心率 (e) 0[3]
公転周期 (P) 4.12502 ± 0.00002日[2]
軌道傾斜角 (i) 88.7 ± 1.1 °[2]
通過時刻 HJD 2454485.9322 ± 0.0004[2]
準振幅 (K) 163 ± 16 m/s[2]
XO-4の惑星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  07h 21m 33.17s[1]
赤緯 (Dec, δ) +58° 16 05.2[1]
距離 955 ± 62光年
(293 ± 19 pc[2])
物理的性質
半径 1.29+0.38
0.06
RJ[3]
質量 1.521+0.160
0.153
MJ[3]
平均密度 0.71+0.13
0.40
g/cm[3]
表面重力 22.8+3.2
9.5
m/s2[3]
平衡温度 (Teq) 1630+19
36
K[3]
他のカタログでの名称
Hämarik, TYC 3793-01994-1 b, 2MASS J07213317+5816051 b, WISE J072133.13+581605.2 b[1]
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XO-4bは親星からわずか83億kmの距離を99時間で公転している。ホットジュピターに典型的なように、真円度0.9976のほぼ円形の軌道を描いている。この惑星は大気上層にリチウムナトリウムカリウムからなる雲を、大気下層にケイ素からなる雲を持っていると考えられている[2]

名称

2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、XO-4b はエストニアに割り当てられる系外惑星となった[4]。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、エストニア国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て太陽系外惑星とその主星に固有名が承認されるものであった[5]。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、XO-4はKoit、XO-4bはHämarikと命名された[6]。いずれもエストニア語での天文用語にちなんでおり、Koitは太陽が昇る時間帯である「夜明け」、Hämarikは太陽が沈む時間帯である「日没」や「夕暮れ」を意味する[6]

脚注

関連項目

外部リンク

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