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ウィキペディアから
『WORLD DERBY』(ワールドダービー)は、セガ(後のセガ・インタラクティブ)より1988年に発売された競馬をモチーフとしたメダルゲームである。
それまでの競馬ゲームでは、馬の模型はフィールド上に設けられた溝などに沿った直線方向の移動のみで走路変更不可能なのが当たり前であったが、トラック下に横(斜め前)方向へも移動して走路ライン変更をすることができるキャリアを設け上部の馬と連動し、演出する「フリートラックシステム」を初めて採用した。
筐体中央部にトラックフィールドがあり、それを挟むようにサテライト8席(4+4)、そして電光掲示板(赤色発光ダイオード使用)、そこからトラックに向けて頭上にUFO状の行灯が伸び、レースで大当たりした時にライティングで演出する。ロケーションによっては悪戯防止としてトラックを覆う透明のドームを設置している。
レースは常に6頭・左回りで争われる。馬券は単勝、連複の2タイプがあり、最低倍率は2倍(特別レースを除く)、最高倍率は999倍である。なお、小数点以下のオッズは存在しない。
また、レースナンバーの下一桁が0になった時は特別レースが行われ、20枚ベットすることで、各席に設定されている馬を出走させることができる[1]。1着になった時のみ、払い出しが行われる。
各サテライトには1台ずつディスプレイが付いているが、ROYAL ASCOT IIから主流であるタッチパネル式ではない。馬券は、手元にある単勝6個、連複15個のボタンを押してベットする。特別レースへの出走も、オレンジ色の出走ボタンを押すことで行う。
払い戻しが200枚以上になった場合は、自分の席からオリジナルファンファーレが鳴り響く[2]。賭けた枚数は考慮されず、仮に200枚以上ベットしていた場合でも鳴る。(サテライト内部ホッパー容量等を考慮し、アテンダント扱い枚数設定を各ロケーションで決められ、預かりカウンターでの別途払出対応)
クレジットボタンがあり、的中時の払い戻しメダルについて、クレジットに入れるか、すぐに払い戻すか選ぶことができた。
チキチキマシン猛レースへの改造キットが発売された。しかし、模型の都合上、出走メンバーは枠順も含めて常に同じで、同ゲームと比べてレースのバラエティ性に欠け、更に特別レースもなくなったため、人気は出なかった。
のちに発売されたROYAL ASCOTは、基本的に同ゲームを元に作られている。馬名は全て変更されているが、脚質や短評の内容などはほぼ完全に受け継がれている。
更に、ROYAL ASCOT II STANDARDには、同ゲームに登場した馬が何頭か登場している。
このゲームに登場する馬の馬名は、実在する馬から取っている場合が多い。出走馬の一部については次のとおり。
本命馬…次の6頭は、出走すると必ず1番人気になる(2頭以上出走の場合は、同じオッズになる)。
第2群…本命馬の次に人気になる馬。本命馬がいなければ、1番人気になる。
第3群…本命馬、第2群の次に人気になる馬。
以下、逃げと差し、先行と追込みという2頭ずつの組み合わせで分けられており、第20群まで存在する。ただし、以下で述べる一発組、大穴組は5頭ずつの組み合わせである。
一発組…短評に「一発有り注意」と出ることがある馬。大穴組の次に人気がなく、連対すれば高配当が期待できる。
大穴組…短評に「大穴狙い」と出ることがある馬。最も人気がなく、オッズは一発組のほぼ倍になる。連対すれば100倍以上の大穴が期待できる。
その他、特徴的な馬
レースナンバーの下一桁が0になると、特別レースが行われる。 特別レースでは、プレイヤーが馬を出走させることができる。出走させることができる馬は、サテライトごとに決まっていて、席を移動しない限り、別の馬を出走させることはできない。 出走はメダル20枚必要。出走がない場合は、本命馬が代わりに出走する。自分の出走馬が1着になった時だけ、配当が払い戻される。 出走の有無にかかわらず、馬券のベットは可能。1番枠に入る馬は単勝が1倍(元返し)になる。 プレイヤーが出走させることができる馬は以下の8頭である。馬には父馬、母馬が設定されているケースもありその父母は「SUPER DERBYⅡ」に出走している馬である。またサテライトの馬は特別レース出走時などにプロフィールを確認できる。
1番枠に入る馬は最初から決まっており、この馬の強さやお店の設定によって、得られるメダルが変わってくる。1番枠に入る馬は次の通り。
これ以外の馬については、本命馬の中から決まった馬が出走する。全く出走がなかった場合は、2番枠からショウワシンザン、シンサクラ、ハイスピード、ウインバトル、トキノヒロインとなる。出走があった場合は、2番枠から登録順に埋まっていく。
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