Vagrant (ソフトウェア)

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Vagrant (ソフトウェア)

Vagrant(ベイグラント)は、仮想機械を構築するためのソフトウェアである[3]。構成情報を記述した設定ファイル (Vagrantfile) を元に、仮想環境の構築から設定までを自動的に行うことができる[4]。最新版v3はGoで開発されている。ソースアベイラブルの Business Source License で配布されている。

概要 作者, 開発元 ...
Vagrant
Thumb
Thumb
'vagrant up' コマンドによる仮想マシンの起動
作者 Mitchell Hashimoto
開発元 Mitchell Hashimoto,
John Bender
最新版 2.4.3[1]  - 2024年11月12日 (4か月前) [±]
リポジトリ
プログラミング
言語
Go
対応OS Microsoft Windows
macOS, Linux
対応言語 英語
サポート状況 サポート中
ライセンス Business Source License(ソースアベイラブル[2]
公式サイト www.vagrantup.com
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概要

仮想機械の提供自体は、VirtualBoxをはじめとする仮想化ソフトウェアが行う。Vagrantは、これらソフトウェアが用意されているのを前提として、仮想機械の設定や立ち上げに特化している。このため、既存の仮想化ソフトウェア及び構成管理ソフトウェア(例: ChefSalt英語版PuppetAnsible)をラップしたものとみなすこともできる。

サポート

当初はVirtualBoxをターゲットとしていたが、1.1以降のバージョンではVMwareなどの他の仮想化ソフトウェアやAmazon EC2のようなサーバー環境も対象とできるようになった[5]。Vagrant自身はRubyで作成されているが、PHPPythonJavaC#JavaScriptといった、他のプログラミング言語の開発においても用いることができる[6][7]

バージョン1.6以降ではコンテナ管理フレームワークのDockerがネイティブサポートされており、軽量コンテナLXCを取り扱えないWindowsやMac上でも各種Linuxベースの開発環境を容易に利用できるようになった。[8]

またvagrant-libvirtプラグインにより、仮想化管理用APIのlibvirtもサポートされている[9]

参考文献

外部リンク

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