Vagrant (ソフトウェア)
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Vagrant(ベイグラント)は、仮想機械を構築するためのソフトウェアである[3]。構成情報を記述した設定ファイル (Vagrantfile) を元に、仮想環境の構築から設定までを自動的に行うことができる[4]。最新版v3はGoで開発されている。ソースアベイラブルの Business Source License で配布されている。
概要
仮想機械の提供自体は、VirtualBoxをはじめとする仮想化ソフトウェアが行う。Vagrantは、これらソフトウェアが用意されているのを前提として、仮想機械の設定や立ち上げに特化している。このため、既存の仮想化ソフトウェア及び構成管理ソフトウェア(例: ChefやSalt、Puppet、Ansible)をラップしたものとみなすこともできる。
サポート
当初はVirtualBoxをターゲットとしていたが、1.1以降のバージョンではVMwareなどの他の仮想化ソフトウェアやAmazon EC2のようなサーバー環境も対象とできるようになった[5]。Vagrant自身はRubyで作成されているが、PHPやPython、Java、C#、JavaScriptといった、他のプログラミング言語の開発においても用いることができる[6][7]。
バージョン1.6以降ではコンテナ管理フレームワークのDockerがネイティブサポートされており、軽量コンテナLXCを取り扱えないWindowsやMac上でも各種Linuxベースの開発環境を容易に利用できるようになった。[8]
参考文献
外部リンク
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