U30A形コンテナ(U30Aがたコンテナ)は、1988年度に登場した、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している20 ft 級・標準内容積30 m3 の私有コンテナ(ドライコンテナ)である。
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本形式の数字部位 「 30 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積30 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積29.5 m3 - 30.4 m3 の間に属するコンテナが対象となる。また形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている。
日本国有鉄道時代に運用されていたUC5形の後継形式として全国的に使用されている。
0番台
- 1 - 5 : 水島臨海通運所有。総重量11.5t。
- 6 - 10 : 中央通運所有。総重量11.5t。
- 11 ・ 12 : 日本フレートライナー所有。
- 13 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
- 14 : 日本フレートライナー所有。
- 15 : 日本フレートライナー所有(越谷貨物ターミナル活用)。
- 16 - 30 : 日本フレートライナー所有。
- 31 - 40 : 大栄運輸所有。
- 41 - 43 : 日本フレートライナー所有。
- 44 - 47 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
- 48 - 53 : 日本フレートライナー所有。
- 54 ・ 55 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
- 56 - 65 : 日本フレートライナー所有。
- 66 ・ 67 : 日本フレートライナー所有。自重2.8t、総重量10.0t。
- 68 - 75 : 日本フレートライナー所有。
- 76 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
- 77 - 80 : 日本フレートライナー所有。
- 81 ・ 82 : 山九所有。自重2.8t、総重量12.3t。
- 83 - 107 : 西濃運輸所有。総重量11.5t。
- 108 - 111 : 日本石油輸送所有(堺通運借受)。総重量12.3t。後に借り受け解除により日本石油輸送へ返却。
- 112 - 121 : センコー所有。総重量11.5t。
- 122 - 221 : 福山通運所有。総重量12.3t。
- 222 : 日本石油輸送所有(神奈川臨海通運借受)。総重量12.3t。後に日本フレートライナー所有へ変更。
- 223 : 日本石油輸送所有(神奈川臨海通運借受)。総重量12.3t。後に日本石油輸送所有(日本フレートライナー借受)へ変更。
- 224 : 日本石油輸送所有(神奈川臨海通運借受)。総重量12.3t。後に日本フレートライナー所有へ変更。
- 225 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。後に借り受け解除によりフレートライナー所有へ変更。
- 226 : (不明)
- 227 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。後に借り受け解除によりフレートライナー所有へ変更。
U30A-227 日本フレートライナー所有。
※ ドアの造りは従来のコルゲートから平板へ変わった。
- 228 - 234 : 日本フレートライナー所有。総重量12.3t。
- 235 - 237 : 日本フレートライナー所有(フットワークエクスプレス)。総重量12.3t。
- 238 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。総重量12.3t。後に借り受け解除によりフレートライナー所有へ変更。
- 239 - 244 : 日本フレートライナー所有。総重量12.3t。
- 245 - 264 : センコー所有。自重2.5t、総重量11.5t。
- 265 - 294 : フットワークエクスプレス所有。総重量10t。
- 295 - 304 : センコー所有。自重2.5t、総重量11.5t。
U30A-304 センコー所有。
※ ドアの造りは従来のコルゲートから平板へ変わった。
正面となる片側のみの開閉構造。
- 305 - 324 : フットワークエクスプレス所有。総重量10t。
- 325 - 327 : 中央通運所有。総重量12.3t。
- 328 - 332 : 鹿島臨海通運所有。自重3.3t、総重量12.3t。
- 333 - 337 : 札幌通運所有。総重量12.3t。
5000番台
U30A-5002 日本通運松山支店所有。
※ 正面と反対側の対面開閉構造。
U30A-5002 日本通運松山支店所有。
※ 正面と反対側の対面開閉構造。
U30A-5003 日本通運松山支店所有。
※ 正面と反対側の対面開閉構造。
U30A-5004 日本通運松山支店所有。
※ 正面と反対側の対面開閉構造。
- 5005 : 広友リース所有(広友ロジックス借受)。総重量13.5t。
- 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967。