GNU Texinfo (テックインフォ) は、フリーなコンピュータ・プログラム であり、一式のソースコードから複数の形式で文書を生成する。また、GNUプロジェクトで公式の文書体系として用いられている。 Texinfo は、言語の構文や、このアプリケーションの入力用ソースファイルを指してもいう。
An example of printed Texinfo output; page 25 of the official GNU Texinfo manual. | |
開発元 | Karl Berry |
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初版 | 1986年2月 [1] |
最新版 | |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語、Perl[2] |
サポート状況 | active |
種別 | Documentation |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | http://www.gnu.org/s/texinfo |
Texinfoのソース・ファイル
Texinfoは、章、節、相互参照、索引のある本のような文書を構成できる。
ソースは、ほぼ プレーンテキスト だが、厳密には「@
」から始まるコマンドで フォーマットしたテキスト である。
部分的なソース・ファイルの例は、次のとおり:
@ifnottex @node Top @top Short Sample @insertcopying @end ifnottex @menu * First Chapter:: The first chapter is the only chapter in this sample. * Index:: Complete index. @end menu
このコマンド群は、章といった構造を表したり、一定の出力種類だけで処理される部分的なソースを示したりしている。
出力の生成
Texinfoのサポートする出力形式には、 プレーンテキスト、info、HTML、DVI、PDF、XML、DocBookがある。
印刷のできる形式として、Texinfoは、TeXを使っている。これは、TexinfoのコマンドをTeX自体に解釈させるのに必要な命令の発行による。
出力形式に manページのないことに注意してほしい。Texinfo は、GNU/Linuxといった Unix系環境で典型的に使われている GNUソフトウェアの文書を書くのに使うが、そういった環境の伝統的文書形式はmanページである。manページには、きっちりした慣例の形式がある一方、Texinfoの典型的適用例は、入門書や参照マニュアルである。伝統的にクイック・リファレンス・マニュアルであるようなmanページに Texinfoを使っても、利点はない。GNUプロジェクトの多くのプロジェクトは、manページを避けているが、infoのページを参照するように書いたきり放置したmanページもある。
脚注
外部リンク
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