GNU Texinfo (テックインフォ) は、フリーコンピュータ・プログラム であり、一式のソースコードから複数の形式で文書を生成する。また、GNUプロジェクトで公式の文書体系として用いられている。 Texinfo は、言語の構文や、このアプリケーションの入力用ソースファイルを指してもいう。

概要 開発元, 初版 ...
Texinfo
Thumb
An example of printed Texinfo output; page 25 of the official GNU Texinfo manual.
開発元 Karl Berry
初版 1986年2月 (38年前) (1986-02) [1]
最新版
7.1.1ウィキデータを編集 / 2024-09-07
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語Perl[2]
サポート状況 active
種別 Documentation
ライセンス GNU General Public License
公式サイト http://www.gnu.org/s/texinfo
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Texinfoのソース・ファイル

Texinfoは、章、節、相互参照、索引のある本のような文書を構成できる。 ソースは、ほぼ プレーンテキスト だが、厳密には「@」から始まるコマンドで フォーマットしたテキスト である。 部分的なソース・ファイルの例は、次のとおり:

@ifnottex
@node Top
@top Short Sample

@insertcopying
@end ifnottex

@menu
* First Chapter::    The first chapter is the
                     only chapter in this sample.
* Index::            Complete index.
@end menu

このコマンド群は、章といった構造を表したり、一定の出力種類だけで処理される部分的なソースを示したりしている。

出力の生成

Texinfoのサポートする出力形式には、 プレーンテキストinfoHTMLDVIPDFXMLDocBookがある。

印刷のできる形式として、Texinfoは、TeXを使っている。これは、TexinfoのコマンドをTeX自体に解釈させるのに必要な命令の発行による。

出力形式に manページのないことに注意してほしい。Texinfo は、GNU/Linuxといった Unix系環境で典型的に使われている GNUソフトウェアの文書を書くのに使うが、そういった環境の伝統的文書形式はmanページである。manページには、きっちりした慣例の形式がある一方、Texinfoの典型的適用例は、入門書や参照マニュアルである。伝統的にクイック・リファレンス・マニュアルであるようなmanページに Texinfoを使っても、利点はない。GNUプロジェクトの多くのプロジェクトは、manページを避けているが、infoのページを参照するように書いたきり放置したmanページもある。

脚注

外部リンク

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