Stranger (映画館)
東京都墨田区の映画館 ウィキペディアから
東京都墨田区の映画館 ウィキペディアから
岡村忠征は、映画美学校で学び、映画やテレビドラマ、Vシネマの撮影現場スタッフなどを経て、デザイン業界に転身した[3]。2011年に独立し、デザイン事務所のアート&サイエンスを設立した[3]。コロナ禍の2021年、TCC試写室で開かれたリチャード・フライシャー特集上映から刺激を受けて、映画館の開業を思い立った[4]。
2022年3月に物件探しを開始した[5]。菊川会館(東京都墨田区菊川のパチンコ店)の跡地が、映画館開業のための条件を満たしていた[5]。5月に同物件を紹介された後、6月に契約して工事に着工し、9月16日に開業した[5]。
こけら落としには、ジャン=リュック・ゴダール監督の6作品『勝手に逃げろ/人生』『パッション』『ゴダールのマリア』『右側に気をつけろ』『JLG/自画像』『フォーエヴァー・モーツアルト』が選ばれた[5]。日本での上映権は切れていたが、同館での3週間の上映のために権利を購入した[5]。
「映画を知る」「映画を観る」「映画を語り合う」「映画を論じる」「映画で繋がる」をコンセプトに掲げている[6]。館名は『荒野のストレンジャー』(クリント・イーストウッド監督)や『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(ジム・ジャームッシュ監督)などから着想を得て命名された[5]。
2024年2月1日、映画会社ナカチカピクチャーズを傘下に持つナカチカ株式会社がアート&サイエンスを子会社化し、同館の運営に参画した[7]。
スクリーンは1つで、座席数は49席[8]。スクリーンの大きさは横4.2メートル、縦1.5メートル[8]。椅子は十日町シネマパラダイス(新潟県)で使用されていたもの[8]、スピーカーは鶴岡まちなかキネマ(山形県)で使用されていたものをそれぞれ譲り受けた[8]。スピーカーはスクリーンの脇には置かず、スクリーンの裏に全て設置されている[8]。
館内には、カフェのStranger Cafe(ストレンジャー・カフェ)が併設されており、オリジナル・ブレンドのコーヒーやフード類を提供している[9]。また、同館オリジナルのグッズや雑誌も販売されている[9]。
カフェの設置は映画館という空間を従来型のミュージアムではなく、説明したり、情報交換したりというギャラリー型にしたいという代表・岡村忠征の考えに基づいている[10]。
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