SKIPシティ国際Dシネマ映画祭(スキップシティこくさいディーシネマえいがさい、英称 SKIP CITY INTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL、略称 SKIP CITY IDCF)は、川口市のSKIPシティで行われる映画祭である。
概要 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭, イベントの種類 ...
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 SKIP CITY INTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL |
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イベントの種類 |
映画祭 |
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通称・略称 |
SKIP CITY IDCF |
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正式名称 |
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 |
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開催時期 |
毎年7月 |
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初回開催 |
2004年 |
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会場 |
SKIPシティ(埼玉県川口市上青木3-12-63) |
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主催 |
埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、NPO法人さいたま映像ボランティアの会 |
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後援 |
総務省、外務省、経済産業省、文化庁、観光庁ほか |
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協賛 |
ソニー、ソニーマーケティング、ソニーPCL、日本航空、フェデラルエクスプレス、フジノン、清水建設、竹中工務店ほか |
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協力 |
川口商工会議所 社団法人川口青年会議所ほか |
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SKIPシティへの交通アクセス |
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最寄駅 |
JR川口駅 (期間中 駅東口より無料直行バスあり) |
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駐車場 |
有(有料) |
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公式サイト |
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次世代映像産業の発展と集積、映像クリエーターの発掘と育成を目指し、2003年2月にSKIPシティが創設されたされた。その事業目的に沿って2004年3月に第1回の映画祭が開催され、第2回以降は毎年7月に開催されている。ただし、2011年は東日本大震災による電力危機などを考慮して10月に開催時期が変更された。
「Dシネマ」とはデジタルシネマのことをいう。本映画祭では、デジタルで撮影・編集され、デジタルで上映可能な作品を国内外より広く公募し、長編部門(国際コンペティション)・短編部門(国内コンペティション)においてノミネート作品を上映している。出品される作品はすべてデジタルシネマであり、4Kデジタルシネマプロジェクターによる上映を行う。
2010年から樽の形をしたマスコットキャラクター「デジたるくん」が登場している。
- 主要部門
- 長編部門 (国際コンペティション)
- 劇場公開用長編映画の制作数が3本以下の監督による作品(70分以上)が対象
- 短編部門 (国内コンペティション)
- 関連上映
2004年
第1回(2004年3月20日〜28日)の受賞結果は以下の通り[1]。
- 長編部門
- 最優秀作品賞 - 『ウィルバー・ウォンツ・トゥ・キル・ヒムセルフ(原題)』(監督:ロネ・シェルフィグ、シネフィル・イマジカでの放映題『ウィルバーの事情』)
- 作品賞 - 『エディ(原題)』(監督:ピョートル・トーシャスカルスキ)
- 新人監督賞 - ブラッドリー・ラスト・グレイ(『ソルト(原題)』)
- 短編部門
- 最優秀作品賞 - 『クラスメイト(原題)』(監督:ビョーン・カールストロム、ステファン・トウンベリィ)
- 作品賞
- 『エターナル・ゲイズ(原題)』(監督:サム・シェン)
- 『カワードリー・ヴィシャス(原題)』(監督:クワン・リー)
- その他
- 川口市民賞 - 『人形芸人Dont & Not』(監督:船引亜樹、特別上映部門 上映作品)
- 奨励賞
2005年
第2回(2005年7月16日〜24日)の受賞結果は以下の通り[2]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞
- 優秀作品賞 - 該当作品なし
- 新人監督賞 - マリナ・キャバ・ラル(『ラスト・ミニット』)
- 技術賞 - 『銀飾』(監督:ホアン・ジェンジョン)
- 審査員特別賞 - 『天使』(監督:宮坂まゆみ)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『珈琲とミルク』(監督:熊坂出)
- 奨励賞 - 『きみの秘密、僕のこころ』(監督:窪田崇)
- 奨励賞 - 『しゃぼんだまとんだ』(監督:佐藤克則)
- 審査員特別賞 - 『夏っちゃんの夏』(監督:仙石幸太郎)
- 審査員特別賞 - 『次の信号を左に』(監督:下條岳)
2006年
第3回(2006年7月15日〜23日)の受賞結果は以下の通り[3]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『契約』(監督:ルゥ・シュエチャン)
- 新人監督賞 - 『プレイ』(監督:アリシア・シェルソン)
- 脚本賞 - 『シュニッツェル・パラダイス』(監督:マルティン・コールホーベン)
- 技術賞 - 『スクジーテク<小さな妖精>』(監督:トマーシュ・ボレル)
- 審査員特別賞 - 『スイカの皮からの旅立ち』(監督:アフメット・ウルチャイ)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 該当作品無し
- 奨励賞
- 『tough guy!2005』(監督:岸本真太郎)
- 『花筵』(監督:吉村真悟)
- 『愛の矢車菊』(監督:樋渡麻実子)
- 審査員特別賞
- 『Catchball With ニコル』(監督:浅野晋康)
- 『緑玉紳士』(監督:栗田やすお)
2007年
第4回(2007年7月14日〜22日)の受賞結果は以下の通り[4][5]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 -『うつろいの季節(とき)』(監督:ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン)
- 新人監督賞 - ネナド・ジューリッチ(『空からの贈りもの』)
- 脚本賞 - 『月の子供たち』(監督:マヌエラ・シュタッケ)
- 技術賞 - 『スカイマスター、空飛ぶ一家のおとぎ話』(監督:ミカエル・ウィケ、スティーン・ラスムセン)
- 審査員特別賞 - 『ハートラインズ』(監督:アンガス・ギブソン)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『レッツゴー番長デッドオアアライブ完全版』(監督:鈴木専)
- 奨励賞
- 『星屑夜曲』(監督:外山文治)
- 『あかね雲―初恋―』(監督:あかね丸(阿曽多寿子、川口鉄也))
2008年
第5回(2008年7月19日〜27日)の受賞結果は以下の通り[6][7]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 -『幸せのアレンジ』(監督:ステファン・シャイファー、ダイアン・クレスポ)
- 監督賞 - ホセ・エンリケ・マルチ(『ガブリエルが聴こえる』)
- 脚本賞 - イルマル・ラーク(『ザ・クラス』)
- 審査員特別賞
- 『記憶の谺(こだま)』(監督:アナス・モーゲンターラー)
- 『リノ』(監督:ジャン・ルイ・ミレジ)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『エレファント・マド』(監督:HAMU)
- 奨励賞
- 『黒振り袖を着る日』(監督:柴山健次)
- 『覗』(監督:吉井和之)
2009年
第6回(2009年7月10日〜20日)の受賞結果は以下の通り[8][9]。新設された「SKIPシティアワード」は国内長編作品のみが対象。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『太陽の石』(監督:遠藤潔司)
- 奨励賞
- 『電信柱エレミの恋』(監督:中田秀人)
- 『金魚』(監督:岡田茂)
- 審査員特別賞
- 『遺品整理屋 未来堂』(監督:土田豪介)
- 『ミリモ・センチモ』(監督:耳井啓明)
2010年
第7回(2010年7月23日〜8月1日)の受賞結果は以下の通り[10][11]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『やがて来たる者』(監督:ジョルジョ・ディリッティ)
- 監督賞 - リウ・ジエ(『透析(原題)』)
- 脚本賞 - 『鉄屑と海と子どもたち』(監督:ラルストン・G・ホベル)
- 審査員特別賞 - 『テヘラン』(監督:ナデール・T・ホマユン)
- SKIPシティアワード - 完山京洪監督(『seesaw』)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『隣人ルサンチマン』(監督:檀拓磨)
- 奨励賞
- 『家族デッキ』(監督:村田朋泰)
- 『ゴリラの嘘』(監督:草刈勲)
2011年
第8回(2011年10月8日〜16日)の受賞結果は以下の通り[12][13]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『キニアルワンダ』(監督:アルリック・ブラウン)
- 監督賞 - ヴァンニャ・ダルカンタラ(『荒野の彼方へ』)
- 脚本賞 - 『チャンス』(監督:アブネル・ベナイム)
- 審査員特別賞 - 『シンプル・シモン』(監督:アンドレアス・エーマン)
- SKIPシティアワード - 『DON'T STOP!』(監督:小橋賢児)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『記憶のひとしずく』(監督:畑中大輔)
- 奨励賞
2012年
第9回(2012年7月14日〜22日)の受賞結果は以下の通り[14][15]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『二番目の妻』(監督:ウムト・ダー)
- 監督賞 - 中野量太(『チチを撮りに』)
- 脚本賞 - 『旅の始まり』(監督:マルヒン・ロハール)
- 審査員特別賞 - 『ノノ』(監督:ロメル・トレンティーノ)
- SKIPシティアワード - 『チチを撮りに』(監督:中野量太)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『ユメのおと』(監督:角川裕明)
- 奨励賞
- 『小さなユリと 第一章・夕方の三十分』(監督:和島香太郎)
- 『トゥルボウ』(監督:多田昌平)
2013年
第10回(2013年7月12日〜21日)の受賞結果は以下の通り[16]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『チャイカ』(監督:ミゲル・アンヘル・ヒメネス)
- 監督賞 - ヤリヴ・ホロヴィッツ(『フロントライン・ミッション』)
- 脚本賞 - 『セブン・ボックス』(監督:フアン・カルロス・マネグリア/タナ・シェムボリ)
- 審査員特別賞 - 『神奈川芸術大学映像学科研究室』(監督:坂下雄一郎)
- SKIPシティアワード - 『ロマンス・ロード』(監督:まつむらしんご)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『転校生』(監督:金井純一)
- 奨励賞(2作品)
- 『日の射すほうへ』(監督:内田進康)
- 『もはや ないもの』(監督:三宅伸行)
2014年
第11回の受賞結果は以下の通り[17]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『約束のマッターホルン』(監督:ディーデリク・エビンゲ)
- 監督賞 - 草野なつか(『螺旋銀河』)
- 脚本賞 - 『彼の見つめる先に』(監督:ダニエル・ヒベイロ)
- SKIPシティアワード - 『螺旋銀河』(草野なつか)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『押し入れ女の幸福』(大橋隆行)
- 奨励賞(2作品)
2016年
受賞結果は以下のとおり[19]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 三ツ橋勇二「嘘をついて」
- 奨励賞 - 上田慎一郎「テイク8」、井上博貴「夕暮れの催眠教室」
- アニメーション部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - ふくだみゆき「こんぷれっくす×コンプレックス」
- 奨励賞 - 円香「愛のかかと」、見里朝希「あたしだけをみて」
- 審査員特別賞 - 水尻自子「幕」
2018年
第15回(2018年7月13日〜22日)の受賞結果は以下のとおり[21]。
- 国際コンペティション部門
- 国内コンペティション部門
- 優秀作品賞(長編部門) - 片山慎三「岬の兄妹」
- 優秀作品賞(短編部門) - 磯部鉄平「予定は未定」
- 審査員特別賞 - 溝口道勇「口と拳」
- SKIPシティアワード
2019年
第16回(2019年7月13日〜21日)の受賞結果は以下のとおり[22]。
- 国際コンペティション部門
- 国内コンペティション部門
- 優秀作品賞(長編部門) - 壷井濯「サクリファイス」
- 優秀作品賞(短編部門) - 宇津野達哉「遠い光」
- 観客賞(長編部門) - 芳賀俊、鈴木祥「おろかもの」
- 観客賞(長編部門) - 佐藤快磨「歩けない僕らは」
- SKIPシティアワード