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PixelJunk(ピクセルジャンク)とは、有限会社キュー・ゲームスが開発しているゲームソフトのシリーズ名である。
キュー・ゲームス代表取締役のディラン・カスバートは、3Dゲームが流行する中で2Dのゲームを作りたいと考えたことが本シリーズ誕生のきっかけだと「BitSummit Volume 6」で行われたセッションの中で話している[1]。
キュー・ゲームスのスタジオディレクター吉田謙太郎はCEDEC 2008において、本シリーズのコンセプトとして「ゲーム本来の楽しさを追求」「続編にとらわれないラインナップ」「短い時間で何度も楽しめるリプレイ性」など複数を挙げており、次々と発表することでインパクトを与え、世界同時配信による宣伝効果の向上なども狙いとして挙げている[2]。吉田はダウンロード配信の利点として早い段階でユーザからのフィードバックが寄せられるため開発者のモチベーション維持にもつながるほか、パッチによるアップデートやアイテムの配信なども簡単にできる[2]。また、本シリーズではゲーム内のデータをスクリプト化しているため、マップパックなどの配信もスクリプトの追加で済んでいる[2]。一方、配信時のデータ量にコストがかかるため、容量の大きいムービーなどは入れず、オートプレイによるチュートリアルなどが取り入れられている[2]。
# | タイトル | プラットフォーム | リリース日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1-1 | PixelJunk RACERS | PlayStation 3 | 2007年9月20日 | |
1-1a | PixelJunk RACERS 2nd Lap | PlayStation 3 | 2010年7月15日 | |
1-2 | PixelJunk MONSTERS | PlayStation 3 | 2007年12月6日 | |
1-2a | PixelJunk MONSTERS アンコール | PlayStation 3 | 2008年4月24日 | PixelJunk モンスターズの追加データ |
PixelJunk MONSTERS DELUXE | PSP | 2009年11月1日 | ||
PixelJunk MONSTERS オンライン | Facebook用アプリ | 基本プレイ無料
一部アイテム課金あり | ||
PixelJunk Monsters Ultimate | Microsoft Windows Mac OS X Linux | 2013年8月27日 | ||
PixelJunk Monsters Ultimate HD | PS Vita | 2013年11月26日 | ||
1-3 | PixelJunk Eden | PlayStation 3 | 2008年7月31日 | |
Microsoft Windows | 2012年2月3日 | |||
1-3a | PixelJunk Eden アンコール | PlayStation 3 | 2009年4月16日 | PixelJunk Edenの追加データ |
1-4 | PixelJunk SHOOTER | PlayStation 3 | 2009年12月24日 | |
Microsoft Windows Mac OS X Linux | 2013年11月12日 | |||
1-4a | PixelJunk SHOOTER2 | PlayStation 3 | 2011年3月3日 | |
1-4b | PixelJunk サイドスクローラー | PlayStation 3 | 2011年11月10日 | |
1-5 | PixelJunk 4am | PlayStation 3 | 2012年6月5日 | PlayStation Move対応 |
1-6 | PixelJunk nom nom Galaxy | Microsoft Windows | 2014年3月14日 | |
PixelJunk SHOOTER Ultimate | PlayStation 4 PlayStation Vita | 2014年6月18日 | ||
PixelJunk VR Dead Hungry | Microsoft Windows | 2016年12月6日 | Oculus TouchまたはHTC Vive対応 | |
PlayStation 4 | 2017年10月25日 | PlayStation VR専用 | ||
PixelJunk MONSTERS 2 | Microsoft Windows, Playstation 4, Nintendo Switch, Xbox One | 2018年 |
『PixelJunk RACERS』(ピクセルジャンク レーサーズ)は、PixelJunkシリーズ第1作のレーシングゲームである。通常のレースゲームとは違い、見下ろし視点での操作が特徴である。 その後、2010年7月15日に『PixelJunk RACERS』と入れ替わる形でアップデート版の『PixelJunk RACERS 2nd Lap』が配信された[3]。
各コースは5つのレーンに分かれており、プレイヤーはそのレーンを移動しながら車を走らせていく。R2ボタンの押し込み具合によってスピードを調整できる。
各レースごとに決められているルールには、3段階の目標が設定されている。トーナメントでは、この目標を達成することがクリア条件となる。クイックレースでは、目標の達成度合いによってドライバーズポイントが貯まる。また、それぞれには難易度の高いmk2・mk3バージョンがある。
『PixelJunk MONSTERS』(ピクセルジャンク モンスターズ)は、タワーディフェンス系ゲームであり、『PixelJunk』シリーズの第2弾にあたる[4]。
2008年4月24日に追加データとして『PixelJunk MONSTERS アンコール』が、同年7月10日にはサウンドトラックが配信された。また、同10月23日にアップデートが実施され、トロフィー機能、録画(及びYouTubeへのアップロード)機能、難易度選択、システムBGM機能が追加されている。2009年11月にはPixelJunkシリーズ初となるPSPタイトル「PixelJunk MONSTERS DELUXE」が発売された[5]。
また、一部モンスターの中には色が付いているものがいる。そのモンスターは特定の攻撃を無効にするので注意が必要である。
DELUXEのストーリーモードはPS3版のアンコールパックのステージである「トキ島」と新たに発見された「グツグツ島」が舞台となる。なお、グツグツ島発見により生態系が変動。PS3版と登場モンスターなどが変わっている。
前田和志によると、『MONSTERS』は全世界累計で110万本売れるほどのヒット作品となったという[7]。
『PixelJunk Eden』(ピクセルジャンク エデン)は、植物の世界をイメージしたワイヤーアクションゲームであり、芸術家のBaiyouがアート・サウンドディレクションとして参加している[8]。
2009年4月16日には追加データとして『PixelJunk Eden Encore』が配信された[9]ほか、その3年近く後の2012年2月2日にはSteamへの移植版も配信された[10]。その後、『Eden Obscura』という題名でスマートフォン向けタイトルとしても配信された[1]。
そして、2020年12月10日には、Nintendo Switch用ソフト『PixelJunk Eden 2』が発売された[11]。
『PixelJunk SHOOTER』(ピクセルジャンク シューター)は、地底洞窟を探検する流体アクションシューティングゲーム。マグマや水の動きをなめらかに描画した映像が特徴。
2014年6月18日に、1と2をセットにした『PixelJunk SHOOTER Ultimate』が、PS Vita/PS4で配信された[12]。
プレイヤーはシップを操作して洞窟にいるサバイバーをアームで掴んで救出していく。各エリアにはサバイバーが8人程度おり、全員救出するか死亡することで次のエリアに進むことができる。最終エリアで全員を救助すると脱出ハッチが開くのでそこから脱出することができればクリア。
ただし、サバイバーは非常に弱く、自機、敵問わず攻撃が当たったり、氷漬けになったり、マグマや磁性流体に接触するなどさまざまな方法によって死亡してしまう。死亡するたびにカウントが1増え、5人死亡させてしまうとゲームオーバーとなる。ただし、1UPすると1人分のミスが消える。
シップは熱に弱く被弾したり、マグマの近くにいたり、ガスの中にいるとヒートケージが上昇し、最大になると操作不能となり地面に落ちた時点で墜落となる。(水の中に落ちれば復活できる。)
また、磁性流体に接触するとヒートケージが75%まで上昇(中にいるとさらに上昇)、マグマに接触すると即制御不能、敵との接触は即墜落となる。ケージを下げるには水に接触する、スターコインを獲得する、サバイバーを救出する(1人につき25%回復)、自然に冷ます(スピンすることで速く冷ますことができる。)といった方法がある。ただし、従来のシューティングとは違い、自機が墜落してもミスにはならず、そのエリアの最初からやり直しとなる。(ただし、そのエリアで救出したサバイバーや獲得したトレジャーは元通りになり、スターコインは0枚からのスタートとなる。ミスは帳消しにはならない)
このゲームの根幹となるシステム。ステージ上にはそれぞれ特性を持った液体があり、それらを活用することで活路を見出す必要がある。それぞれの液体は流体物理演算を使用しており、なめらかでリアルな動きを再現している。
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