Nostoc flagelliforme
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髪菜(はっさい、学名: Nostoc flagelliforme)は、ネンジュモ属に属する陸生の藍藻(シアノバクテリア)の1種である。多数の細胞糸が寒天質基質に包まれて細長い糸状の群体を形成し、乾燥地の土壌表面に生育している。中華料理の食材とされるが(図1)、中国では乱獲が環境破壊を招いたため、2000年以降は採取禁止とされている。
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ネンジュモ属の藻類は古くから食用とされ、日本、中国、モンゴル、シベリア、タイ、ジャワ島、フィジー、メキシコ、エクアドル、ペルーなどでその報告がある。髪菜(はっさい) (Nostoc flagelliforme) は中国で高級食材とされてきたが、その乱獲が環境破壊を招いたため、2000年から採取・販売禁止とされている(図5)。他にも葛仙米(かっせんべい)
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藍藻の中には有毒な種も多いが、イシクラゲからは毒は見つかっておらず、また長い食経験からも問題は報告されていない。 また、近縁種である同属の髪菜(はっさい)(Nostoc flagelliforme)や葛仙米(かっせんべい)(N. sphaeroides)、アシツキ(N. verrucosum)も食用とされる。
葛仙米
Tsuchida, M; Yamada, A; Nishimori, T; Morinaga, T. Safety evaluation of Nostoc flagelliforme (nostocales, cyanophyceae) as a potential food. Food and Chemical
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カロテノイドを含むため、錦鯉の色揚剤や熱帯魚用飼料に配合されている。 他にも、食用としての藍藻の利用が世界各地で散見される。髪菜(Nostoc flagelliforme, ネンジュモ目)は中華料理の高級食材であり、内陸アジアのステップ地帯の地表に生育する(上図25e)。上記のように、このような藍藻