NAD ヌクレオシダーゼ

生体内においてニコチン酸モノヌクレオチド(NaMN)、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)、ニコチンアミド(NAm)、ニコチン酸(NA)は相互に変換される。これらの変換はニコチン酸ヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ (EC 2.7.7.18)、NAD+シンテターゼ (EC 6.3.5.1)、NAD+ヌクレオシダーゼ

3.2.2.1 プリンヌクレオシダーゼ EC 3.2.2.2 イノシンヌクレオシダーゼ EC 3.2.2.3 DNAグリコシラーゼ EC 3.2.2.4 AMPヌクレオシダーゼ EC 3.2.2.5 NAD+ヌクレオシダーゼ EC 3.2.2.6 NAD(P)+ヌクレオシダーゼ EC 3.2.2.7

NADなど水素供与体に由来するが、一部細菌などがもつヒドロゲナーゼ(hydrogenase)には直接水素分子を授受する物もある。 電子移動を触媒する酵素の代表は電子伝達系を構成するシトクロムである。 そして分子状酸素を基質とする酸化還元酵素は酸化酵素（オキシダーゼ）と呼ばれる。オキシダーゼ

ルカロイドの塩基性物質である。プリン体（プリンたい）とも総称される。 核酸塩基であるアデニン(図1.2)、グアニン(図1.3)などヌクレオシド/ヌクレオチド以外にもNADやFADの成分として、あるいはプリンアルカロイドのカフェイン(図1.7)、テオブロミン(図1.6)などが知られている。

NAD+ヌクレオシダーゼ(NAD+ nucleosidase、EC 3.2.2.5)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 NAD+ + 水 ⇌ {\displaystyle \rightleftharpoons } ADPリボース + ニコチンアミド 従って、この酵素は、NAD