『MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜』(メモリーボーイズ おもいでをうるみせ)は、2018年6月30日[1]よりサンリオピューロランドのアトラクション「フェアリーランドシアター」で連日上演されていた、辻信太郎著『想い出を売る店』を原作とした2.5次元ミュージカル作品である。通称:メモミュ[2]。
前作『ちっちゃな英雄』に続く、サンリオピューロランドとネルケプランニングによるミュージカル作品第2弾である[3]。1985年に映画化されている「想い出を売る店」と同様のコンセプトで製作されている[4]。劇中の音楽や舞台装置(小道具)の一部にも当時の映画と同じものが使用されている。キャストは若手男性俳優のみの出演で、衣装も少しレトロなスチームパンク風で統一されている[4]。
上演時間約40分。PUROPASS(ピューロパス)販売対象ショー[4]。ショーとしてはサンリオピューロランド初のファンサイト(一部有料)も開設されている[1]。
ショー進行中の撮影や録音は禁止だが、2018年12月20日より、フィナーレの出演者とのハイタッチのシーンと、カーテンコールのみ解禁される[5]。
2020年2月22日から、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、サンリオピューロランドが臨時休館したため、当作品も無期限休演となった。
個性豊かなMEMORY BOYSが働く「想い出を売る店」では、誰もが持っている、大切な想い出に触れることができる。
ある日、コンサートを控えたバイオリニストのルバートとその兄であるラルゴが店を訪れ、亡き父と共に演奏していた頃の想い出に触れていった。しかしコンサートの直前、2人が大切にしているバイオリンが無くなってしまう。バイオリンの行方を探るMEMORY BOYSは、過去にも兄弟のバイオリンが壊される事件があったことを知る[6]。
- マイメロディ
- 本作のストーリーテラー。
- マーチ
- メモリーボーイズのリーダー。テンションが高く、直感を大事にしている。
- セレナーデ
- メモリーボーイズのサブリーダー。通称セレナ。冷静沈着で頭脳明晰。
- ノクターン
- メモリーボーイズのマスコット担当。通称ノクタン。いつも眠たそうにしており、おっとりとした性格。
- ルバート
- 街で有名なバイオリニストであり、ラルゴの弟。天才的なバイオリンの才能を持つ。自分の才能しか見ていない兄に不満を持っている。
- ラルゴ
- 街で有名なバイオリニストであり、ルバートの兄。真面目で楽譜通りにしかバイオリンを弾くことができない。弟の才能をうらやましく思っている。
- グリッサ
- ラルゴの親友でバイオリン職人の息子。少々荒っぽい性格。
「チームフォルテ」と「チームアレグロ」の2チーム、ダブルキャストでの上演[7]。
チーム フォルテ(Team FORTE)
- 2018年6月30日 - 12月19日[8][9][10][11]
- マーチ:瀬戸祐介( - 8月19日)、田内季宇(8月21日 - 9月26日)、大野紘幸(9月28日 - )
- セレナーデ:中尾拳也( - 8月31日)、高橋優太(7月7日 - 9月26日)、山野光(9月28日 - )
- ノクターン:佐野真白
- ルバート:笠原彰人
- ラルゴ:五十嵐拓人
- グリッサ:鈴木雅也( - 9月26日)、時人(9月28日 - )
- 2018年12月21日 - 2019年6月18日[11][12][13]
- 2019年6月20日 - 12月17日[13][14][15]
- マーチ:大野紘幸( - 9月18日)、内野楓斗(9月20日 - )
- セレナーデ:御堂耕平
- ノクターン:神越将
- ルバート:大城ベイリ
- ラルゴ:嶋崎裕道
- グリッサ:つわぶき峻( - 9月18日)、稲葉匠( 9月20日 - )
- 2019年12月19日 - [15]
- マーチ:野見山拳太
- セレナーデ:上山航平
- ノクターン:今牧輝琉
- ルバート:窪田翔
- ラルゴ:嶋崎裕道
- グリッサ:益永拓弥
チーム アレグロ(Team ALLEGRO)
- 2018年6月30日 - 12月18日[8][10][11]
- マーチ:真田貴裕( - 9月25日)、月岡弘一(9月27日 - )
- セレナーデ:木村敦( - 9月25日)、丸山ナオ(9月27日 - )
- ノクターン:渡部大稀
- ルバート:木原健人
- ラルゴ:平井雄基( - 9月25日)、福田直也(9月27日 - )
- グリッサ:増本健一
- 2018年12月20日 - 2019年6月17日[11][13]
- マーチ:森遼
- セレナーデ:松山拳也
- ノクターン:小松ゆう
- ルバート:内野楓斗
- ラルゴ:聖矢
- グリッサ:小田桐咲也
- 2019年6月19日 - 12月16日[13][15]
- マーチ: 藤希宙
- セレナーデ:上山航平
- ノクターン:菊池颯人
- ルバート:KAZKI
- ラルゴ:松井翔司
- グリッサ:新美直己
- 2019年12月18日 - 現在[15]
- マーチ:藤希宙
- セレナーデ:横宮拓真
- ノクターン:星優斗
- ルバート:佐藤淳
- ラルゴ:山口翼
- グリッサ:松浦ミキル
映像出演
- ルバート&ラルゴの父:田中しげ美
- ルバート(幼少期):植村凱
- ラルゴ(幼少期):長堀海琉[16]
声の出演
- 伊藤マサミ
- 亀田真二郎
- 芹澤良
- 舞原鈴
- 木村一也
- 雨宮光[16]
- 想い出を売る店[注釈 2]
- メモリーメーカー
- メモリーシャボン
- ただいま
- メモリーメーカー(リプライズ)
- Re-search
- Up to You
- Up to You(リプライズ)
- 想い出を売る店(リプライズ)
- 想い出を売る店(リプライズ) - カーテンコール
- 製作総指揮:辻信太郎[6]
- 原作:「想い出を売る店」(著:辻信太郎)
- エグゼクティブプロデューサー:野村高章
- チーフプロデューサー:小巻亜矢・伊藤大作
- プロデューサー:佐藤 哲
- 脚本・作詞:浅井さやか
- 演出:伊藤マサミ(進戯団 夢命クラシックス)
- 音楽:坂部 剛
- 美術:青木拓也
- 振付:本山新之助
- 演出協力:亀田真二郎(東京パチプロデュース)
- 衣裳デザイン:加藤佑里恵(藤衣裳)
- ヘアメイク:アトリエレオパード
- イラスト:名尾生博
- 技術監督:寅川英司[7]
- 制作協力:ネルケプランニング
- サンリオピューロランド 新作ミュージカル「MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜」先行お披露目公演(2018年6月27日[17])
- MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜 1st Anniversary Event(2019年8月11日[18])
DVD / Blu-ray
- 『MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜』 (2019年3月6日、サンリオ)
- DVD版 V-1260 ISBN 978-4-387-18116-3[注釈 3]
- BD版 V-1261 ISBN 978-4-387-18117-0
- 出演メンバーは、マーチ:瀬戸祐介、セレナーデ:木村敦、ノクターン:佐野真白、ルバート:笠原彰人、ラルゴ:五十嵐拓人、グリッサ:増本健一。特典として出演者スペシャルインタビュー映像やメイキング映像が収録されている。本編45分、特典16分。
注釈
DVD/BD『MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜』のスタッフロールにて確認が可能。
DVD/BD『MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜』の字幕機能により各曲目の確認が可能。
ISBNコードは裏ジャケットの最下部に記載されている。
出典
“上演情報”. サンリオピューロランド. 2020年7月23日閲覧。
『MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜』(裏ジャケット)(ブックレット)サンリオ、2019年(原著2019年)。V-1260。
“CAST PROFILE”. 「MEMORY BOYS〜想い出を売る店〜」 ファンサイト. 2020年1月16日閲覧。