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とも座の散開星団 ウィキペディアから
M47 Messier 47[1] | |
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散開星団 M47 (提供:ESO) | |
仮符号・別名 | NGC 2422[1], Mel 68[1] |
星座 | とも座 |
見かけの等級 (mv) | 4.4[1] |
視直径 | 30.0' [2] |
分類 | 散開星団[1] |
発見 | |
発見日 | 1654年以前[3] |
発見者 | ジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナ[3] |
発見方法 | 望遠鏡による観測 |
位置 元期:J2000.0[1] | |
赤経 (RA, α) | 07h 36m 35s[1] |
赤緯 (Dec, δ) | −14° 29′ 00″[1] |
赤方偏移 | 0.000122[1] |
視線速度 (Rv) | 36.72 km/s[1] |
固有運動 (μ) | 赤経: -3.64 ミリ秒/年[1] 赤緯: 1.78 ミリ秒/年[1] |
距離 | 1,600光年[2](約0.49kpc) |
M47の位置
| |
物理的性質 | |
直径 | 12光年 |
年齢 | 78×106年[2] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
肉眼でも冬の銀河の中に簡単に発見でき[4]、ぼんやりとかすんで見える。双眼鏡で明るい星が3角形を形作っているのがわかり、となりのM46と全く印象の異なった姿との対照が面白い。色が違った星が口径10cmの望遠鏡から見え始める。口径20cmの望遠鏡で見たジョーンズは明るい星の配列がオリオンのミニチュアだと表現した。
M46とM47はすぐ隣りにある星団で、規模も同程度であるため、南天の二重星団[5]と表現されることもある。M47は明るい星がバラバラとあるので、荒々しい印象から「男性的」と表現されることもある。
1度北には散開星団NGC 2423、さらに2.5度北に散開星団Mel 71があり、ここまで200mm望遠レンズで同一視野に入れられる[4]。
1654年以前にジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナが発見しているが、1984年までその業績は知られていなかった[2]。
シャルル・メシエが1771年2月19日に独立発見し、隣のM46よりも明るい星団として記録したが、メシエはM47の座標を計算した際に符号を誤るというミスを犯した[2]。そのため、1959年に T.F. Morris がその誤りを正すまで失われた天体であった[2]。M47に関するメシエのミスについては、「1934年にオズワルド・トーマスにより、メシエが位置測定の時に+と-の記号を取り違えて計算したことが確認された[4]。」とする説もあるが、これはM48と混同したものであるとされる[2]。
メシエがミスをした結果、ウィリアム・ハーシェルが1785年2月4日に独立して発見し、H VIII.38 という符号を付けている[2]。なお、メシエのミスにもかかわらず、カロライン・ハーシェルは1783年までに少なくとも2回M47を観測し、M47と認識している[2]。
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