LG杯世界棋王戦(LGはいせかいきおうせん、LG배 세계기왕전)は、韓国、日本、中国、台湾、米国、欧州の棋士による囲碁の国際棋戦。1996年に開始。前身の韓国国内棋戦だった棋王戦から発展した。
2015年には20回開催を記念して、新鋭挑戦者杯トーナメントを開催。
- 第1回は、韓国14、日本8、中国6、台湾2、米国1の、31名が出場。
- 第2-10回は、前回ベスト4、韓国8、日本5、中国4、台湾・米国・欧州各1の、24名。
- 第11回からは、前回1、2位、韓国5、日本・中国3、台湾・米国・欧州各1、アマチュアも含めた国際統合予選による16名の、32名。
- 第26回からは、24名。
日本ルールで実施される。持ち時間は各3時間。切れたら40秒5回。コミは第1-3回は5目半、第4回から6目半。対戦はトーナメント方式で、決勝戦は1-10期は5番勝負、11期から3番勝負。
(左が優勝者、カッコ内は準決勝)
- 1997年 李昌鎬(韓国) 3-0 劉昌赫(韓国)
- 1998年 王立誠(日本) 3-2 劉昌赫(韓国)
- 1999年 李昌鎬(韓国) 3-0 馬暁春(中国)
- 2000年 兪斌(中国) 3-1 劉昌赫(韓国)
- 2001年 李昌鎬(韓国) 3-2 李世乭(韓国)(李昌鎬-王立誠、李世乭-周鶴洋)
- 2002年 劉昌赫(韓国) 3-2 曺薫鉉(韓国)(劉昌赫-李世乭、曺薫鉉-李昌鎬)
- 2003年 李世乭(韓国) 3-1 李昌鎬(韓国)(李世乭-趙漢乗、李昌鎬-元晟溱)
- 2004年 李昌鎬(韓国) 3-1 睦鎮碩(韓国)(李昌鎬-元晟溱、睦鎮碩-趙漢乗)
- 2005年 張栩(日本) 3-1 兪斌(中国)(張栩-趙漢乗、兪斌-李昌鎬)
- 2006年 古力(中国) 3-2 陳耀燁(中国)(古力-李世乭、陳耀燁-朴文尭)
- 2007年 周俊勲 (台湾)2-1 胡耀宇(中国)(周俊勲-趙漢乗、胡耀宇-洪旼杓)
- 2008年 李世乭(韓国) 2-1 韓尚勲(韓国)(李世乭-胡耀宇、韓尚勲-温昭珍)
- 2009年 古力(中国) 2-0 李世乭(韓国)(古力-李昌鎬、李世乭-朴永訓)
- 2010年 孔傑(中国) 2-0 李昌鎬(韓国)(孔傑-朴永訓、李昌鎬-朴文尭)
- 2011年 朴文尭(中国) 2-0 孔傑(中国)(朴文尭-王尭、孔傑-孟泰齢)
- 2012年 江維傑(中国) 2-0 李昌鎬(韓国)(江維傑-金志錫、李昌鎬-謝赫)
- 2013年 時越(中国) 2-0 元晟溱(韓国)(時越-姜東潤、元晟溱-崔哲瀚)
- 2014年 柁嘉熹(中国) 2-1 周睿羊(中国)(柁嘉熹-李喆、周睿羊-陳耀燁)
- 2015年 朴廷桓(韓国) 2-1 金志錫(韓国)(朴廷桓-朴永訓、金志錫-崔哲瀚)
- 2016年 姜東潤(韓国) 2-1 朴永訓(韓国)(姜東潤-時越、朴永訓-柁嘉熹)
- 2017年 党毅飛(中国) 2-0 周睿羊(中国)(党毅飛 - 申眞諝、周睿羊 - 朴廷桓)
- 2018年 謝爾豪(中国) 2-1 井山裕太(日本)(謝爾豪 - 江維傑、井山裕太 - 柯潔)
- 2019年 楊鼎新(中国) 2-1 時越(中国)(楊鼎新 - 申旻埈、時越 - 范廷鈺)
- 2020年 申眞諝(韓国) 2-0 朴廷桓(韓国)(申眞諝 - 柯潔、朴廷桓 - 陶欣然)
- 2021年 申旻埈(韓国) 2-1 柯潔(中国)
- 2022年 申眞諝(韓国) 2-0 楊鼎新(中国)
- 2023年 丁浩(中国)2-0 楊鼎新(中国)
- 2024年 申眞諝(韓国) 2-0 卞相壹(韓国)
第1回
1996年に開始。1回戦は6月25日、2回戦は6月27日に韓国各地で実施、3回戦は10月11日にニューヨーク、準決勝は12月18日、決勝戦は1997年3月17日-5月19日に行われた。
- 劉昌赫(韓国) - 劉小光(中国)、依田紀基(日本) - 崔珪昞(韓国)、江鋳久(中国) - 柳時熏(日本)、陳臨新(中国) - 梁宰豪(韓国)、崔明勲(韓国) - 常昊(中国)、結城聡(日本) - 李聖宰(韓国)、趙治勲(日本) - 張秀英(韓国)
- 2回戦 李昌鎬 - 聶衛平、小林覚 - 徐能旭、馬暁春 - 金東燁、金承俊 - 曹大元、劉昌赫 - 依田紀基、江鋳久 - 陳臨新、崔明勲 - 結城聡、曺薫鉉(韓国) - 趙治勲
- 3回戦 李昌鎬 - 小林覚、馬暁春 - 金承俊、劉昌赫 - 江鋳久、崔明勲 - 曺薫鉉
- 準決勝 李昌鎬 - 馬暁春、劉昌赫 - 崔明勲
- 決勝戦 李昌鎬 3-0 劉昌赫
第2回
1997年に開始。1回戦は6月27日、2回戦は6月29日にソウル市で実施、3回戦は10月27日、準決勝は1998年2月5日、決勝戦は2月24日-3月22日にソウル市ロッテホテルで行われた。
- 1回戦 王立誠(日本) - 李賢旭(韓国)、趙治勲(日本) - 尹盛鉉(韓国)、兪斌(中国) - 金原(韓国)、常昊(中国) - 李世乭(韓国)、柳時熏(日本) - 梁宰豪(韓国)、ハンス・ピーチ(欧州) - 依田紀基(日本)、邵煒剛(中国) - 周俊勲(中華台北)、李聖宰(韓国) - 曹大元(中国)
- 2回戦 王立誠 - 芮廼偉(米国)、曺薫鉉(韓国) - 趙治勲、崔明勲(韓国) - 兪斌、徐奉洙(韓国) - 常昊、劉昌赫(韓国) - 柳時熏、小林覚(日本) - ハンス・ピーチ、李昌鎬(韓国) - 邵煒剛、馬暁春(中国) - 李聖宰
- 3回戦 王立誠 - 曺薫鉉、崔明勲 - 徐奉洙、劉昌赫 - 小林覚、李昌鎬 - 馬暁春
- 準決勝 王立誠 - 崔明勲、劉昌赫 - 李昌鎬
- 決勝戦 王立誠 3-2 劉昌赫
第3回
1998年に開始。1回戦は6月16日、2回戦は6月18日に実施、3回戦は10月26日、準決勝は1999年1月13日、決勝戦は3月2日-5月10日にソウル市で行われた。
第4回
1999年に開始。1回戦は6月15日、2回戦は6月17日、3回戦は11月15日、準決勝は2000年2月10日、決勝戦は2月29日-5月10日にソウル市で行われた。
第25回
2020年に開始。1回戦は6月1-3日、2回戦は6月5-8日、3回戦は11月9-11日、準決勝は11月11日、決勝戦は2021年2月1-4日に行われた。対局はインターネット対局で実施。
- 朴廷桓(韓国) - 一力遼(日本)、洪基杓(韓国) - 李軒豪(中国)、楊鼎新(中国) - 偰玹準(韓国)、李東勲(韓国) - 孫喆(日本)、
- 柯潔(中国) - 朴鍵昊(韓国)、申眞諝(韓国) - 范蘊若(中国)、元晟溱(韓国) - 許皓鋐(韓国)、辜梓豪(中国) - 金相天(韓国)、
- 卞相壹(韓国) - 村川大介(日本)、趙晨宇(中国) - 崔精(韓国)、姜東潤(韓国) - 許家元(日本)、唐韋星(中国) - 金志錫(韓国)
- 2回戦 申旻埈 - 丁浩、李泰賢 - 連笑、朴廷桓 - 洪基杓、楊鼎新 - 李東勲、柯潔 - 申眞諝、元晟溱 - 辜梓豪、卞相壹 - 趙晨宇、姜東潤 - 唐韋星
- 3回戦 申旻埈 - 李泰賢、朴廷桓 - 楊鼎新、柯潔 - 元晟溱、卞相壹 - 姜東潤
- 準決勝 申旻埈 - 朴廷桓、柯潔 - 卞相壹
- 決勝戦 申旻埈 2-1 柯潔
第26回
2021年に開始。韓国13、中国7、日本3、台湾1の計24名が出場。1回戦は5月30-31日、2回戦は6月2日、3回戦は11月7-8日、準決勝は11月9-10日、決勝戦は2022年2月7-9日に行われた。対局はインターネット対局で実施。
- 1回戦 陶欣然(中国) - 許映皓(韓国)、陳祈睿(中華台北) - 洪性志(韓国)、元晟溱(韓国) - 許家元(日本)、檀嘯(中国) - 朴進率(韓国)、金志錫(韓国) - 伊田篤史(日本)、姜東潤(韓国) - 謝爾豪(中国)、羋昱廷(中国) - 李昌錫(韓国)、金明訓(韓国) - 謝科(中国)
- 2回戦 申眞諝(韓国) - 陶欣然、一力遼(日本) - 陳祈睿、柯潔(中国) - 元晟溱、朴廷桓(韓国) - 檀嘯、楊鼎新(中国) - 金志錫、申旻埈(韓国) - 姜東潤、羋昱廷 - 李東勲(韓国)、卞相壹(韓国) - 金明訓
- 3回戦 申眞諝 - 一力遼、柯潔 - 朴廷桓、楊鼎新 - 申旻埈、羋昱廷 - 卞相壹
- 準決勝 申眞諝 - 柯潔、楊鼎新 - 羋昱廷
- 決勝戦 申眞諝 2-0 楊鼎新
第27回
2022年に開始。決勝三番勝負は2023年1月30日・2月1日に行われた。対局は準決勝まではインターネット対局、決勝はコロナ以降で初の対面で実施。
- 準決勝以降の勝ち上がり
| 準決勝 | | 決勝三番勝負 |
| | | | | | |
| 11/15 オンライン | | |
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| 丁浩九段 | ○ |
| 1/30-2/1 北京 |
| 姜東潤九段 | ● | |
| 丁浩九段 | 2 |
| 11/16 オンライン |
| | 楊鼎新九段 | 0
|
| 申眞諝九段 | ● |
| |
| 楊鼎新九段 | ○
| |
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第28回
2023年5月に開会式・2回戦まで。12月準々決勝と準決勝。決勝三番勝負は2024年1月から2月に行われる予定。4年ぶりに全面対面対局で行う。
- 準決勝以降の勝ち上がり
| 準決勝 | | 決勝三番勝負 |
| | | | | | |
| 12/13 ソウル | | |
|
| 羋昱廷九段 | |
| 1/29-31 ソウル |
| 卞相壹九段 | 勝 | |
| 卞相壹九段 | 0 |
| 12/13 ソウル |
| | 申眞諝九段 | 2
|
| 申眞諝九段 | 勝 |
| |
| 柯潔九段 | | |
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第29回
2024年5月に開会式・2回戦まで。9–10月準々決勝と準決勝。決勝三番勝負は2025年1月に行われる予定。
- 準決勝以降の勝ち上がり
| 準決勝 | | 決勝三番勝負 |
| | | | | | |
| 10/2 ソウル | | |
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| 柯潔九段 | 勝 |
| |
| 元晟湊九段 | | |
| 柯潔九段 | |
| 10/2 ソウル |
| | 卞相壹九段 | |
| 卞相壹九段 | 勝 |
| |
| 李志賢九段 | | |
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20周年記念新鋭挑戦者杯
2015年4月に開催。出場者は1997年以降生まれの、韓国8名、中国・日本各4名の16名。優勝者はLG杯本戦出場権を得る。韓国出場者には院生2名もいた。
| 1回戦 | | 準々決勝 | | 準決勝 | | 決勝 |
| | | | | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | |
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| 楊鼎新 | ○ |
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| 林志焃 | ×
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| 楊鼎新 | ○ |
| |
| | 六浦雄太 | ×
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| 六浦雄太 | ○ |
| | |
| 偰玹准 | ×
| |
| 楊鼎新 | ○ |
| |
| | 申旻埈 | ×
| |
| 申旻埈 | ○ |
| | |
| 謝弥豪 | ×
| |
| 申旻埈 | ○ |
| |
| | 呉侑珍 | ×
| |
| 呉侑珍 | ○ |
| | |
| 藤沢里菜 | ×
| |
| 楊鼎新 | × |
| |
| | 卞相壹 | ○
|
| 卞相壹 | ○ |
| | |
| 黄雲嵩 | ×
| |
| 卞相壹 | ○ |
| |
| | 金明訓 | ×
| |
| 金明訓 | ○ |
| | |
| 一力遼 | ×
| |
| 卞相壹 | ○ |
| |
| | 許家元 | ×
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| 許家元 | ○ |
| | |
| 金基范 | ×
| |
| 許家元 | ○ |
| |
| | 李欽誠 | ×
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| 李欽誠 | ○ |
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| 申眞諝 | ×
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