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韓国の囲碁棋士 ウィキペディアから
睦鎮碩(モク・チンソク、ぼく ちんせき、목진석、1980年1月20日 - )は、韓国の囲碁棋士。ソウル出身、韓国棋院所属、九段。LG杯世界棋王戦準優勝、KBS杯バドゥク王戦優勝など。
4歳の時に父から囲碁を学び、1987年から崔囲碁教室に通う。1988年に韓国棋院研究生となり、1990年には進路について悩んで8ヶ月の中断するが、1994年入段。1995年のロッテ杯中韓囲碁対抗戦に韓国代表として出場し、中国の聶衛平を破って怪童と呼ばれ、李昌鎬の次の世代の棋士として大きな期待を集めた。1997年に覇王戦挑戦者決定三番勝負に進出、劉昌赫に敗れる。1998年BCカード杯新人王戦優勝、同年の第1回中韓新人王対抗戦では邵俊傑に2-1で勝利。同年最高位戦で挑戦者決定三番勝負に進出するが曺薫鉉に0-2で敗れる。同年四段。1999年新鋭プロ十傑戦優勝、また棋聖戦挑戦者となるが李昌鎬に0-2で敗れる。この棋聖戦第1局は国務総理官邸で行われ、金鍾泌総理も観戦して話題となった。2002年にも棋聖戦で李昌鎬に挑戦するが2-3で敗れる。
2000年に富士通杯世界選手権で、準決勝で曺薫絃に敗れたが、3位決定戦では小林覚に勝利。同年のKBS杯バドゥク王戦決勝で李昌鎬を2-1で破って優勝し、2001年のテレビ囲碁アジア選手権に出場、準決勝で趙治勲に勝って決勝に進むが、曺薫絃に敗れる。2003年七段。2004年にLG杯世界棋王戦に準優勝し(決勝で李昌鎬に1-3)、八段昇段。2005年九段。2007年、122戦93勝29敗の成績で、歴代最多対局、最多勝の新記録を達成。2008年第1回ワールドマインドスポーツゲームズ男子個人戦に出場しベスト16。2010年結婚。2013年LG杯ベスト16。
2014年百霊愛透杯世界囲碁オープン戦ベスト16。2015年にGSカルテックス杯に優勝し、15年ぶりにタイトル獲得、また韓国史上8人目の通算1000勝達成。同年韓国ナショナルチームコーチ就任。また若手棋士の対局機会のために、元熊津グループ副会長の父睦怡均とともに、棋戦未来の星新鋭最強戦を後援して創設した[1][2]
沖岩研究会にも所属。中国囲棋リーグにも5年間出場し、重慶、貴州チームなどに所属、中国語にも堪能。韓国囲碁リーグでは、ネットマーブル、新星建設に所属。韓国囲碁棋士ランキングでは2008年4位。尊敬する棋士は趙治勲と曺薫鉉。
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