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IDLEはPython用の統合開発環境であり、マルチウィンドウ型のテキストエディタである。バージョン1.5.2b1以降のPythonに標準で付属している[1][2]。
作者 | グイド・ヴァンロッサム |
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初版 | 1998年12月22日 |
リポジトリ | |
対応OS | クロスプラットフォーム |
対応言語 | Python |
種別 | 統合開発環境 |
公式サイト |
www |
主な機能は以下のとおりである。
1) 起動して、"File" から "Open" もしくは "New File" をクリックすると、エディタ画面が開く。
2) エディタ画面にソースコードを書く。
3) 書きあげたらエディタ画面の "Run" を押して、書いたコードをセーブするとともに実行する。
機能を絞り、軽量かつシンプルで初心者でも扱いやすいことを目指している。一方では使い勝手の点から様々な批判を受けている。フォーカス機能がないこと、クリップボードにコピーする機能がないこと、行番号が表示されないこと、インターフェースのデザインなどが批判の的である。ユーザがより高機能のIDEにすぐに移ることから、IDLEは使い捨てのIDEであるともいう[3]。
Pythonは公式には、IDLEをPython’s Integrated Development and Learning Environment[4][5](Python の統合開発環境で、学習用環境[6])の略称としているが、IDLEの開発者であるグイド・ヴァンロッサムはIDLEの名前の由来をIntegrated DeveLopment Environment(統合開発環境)としている[7][8]。しかしPythonの名前の由来がイギリスのコメディアンであるモンティ・パイソンであることから、おそらくIDLEの名前もモンティ・パイソンのメンバーのエリック・アイドル(英: Eric Idle)から来ていると考えられている[9]。IDLEの開発にはPythonとTkinterが用いられている[10]。
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