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HEARTSTOPPER ハートストッパー
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『HEARTSTOPPER ハートストッパー』(以下『ハートストッパー』、原題:Heartstopper)は、Netflixで配信されているイギリスのロマンティック・コメディネットドラマシリーズ。
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概要
アリス・オズマンによる同名のウェブコミックとグラフィックノベルを基にしており、ゲイの高校生、チャーリー・スプリングが新年度に隣の席になったクラスメイト、ニック・ネルソンと恋に落ちるストーリーを中心に、友人のタオやエル、タラ、ダーシーらの高校生活が描かれる。
2019年にSee-Saw Filmsが放映権を獲得。Netflixが2021年に配信権を獲得し、ユーロス・リンが監督を務め、同年の4月から6月にかけて撮影された。アディスカー・チェイスによるオリジナル・スコアに加えいくつかの既存楽曲がシリーズのサウンドトラックとして使用されている。上品な空気感になるよう映像のスタイルやカラーコレクションが設計され、原作の絵を基にしたアニメーションも効果的に用いられた。
2022年4月22日に配信を開始し、とりわけトーンやテンポ、LGBTコミュニティレプリゼンテーションが好意的に評価され、配信2日でNetflixの英語シリーズトップ10入りした。劇中楽曲や原案のグラフィックノベルも人気のきっかけとなった。5月2日にはシーズン2およびシーズン3の制作が発表された[1]。
シーズン2は2023年8月3日に配信された[2]。
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登場人物・キャスト
メイン
- チャールズ・“チャーリー”・スプリング
- 演 - ジョー・ロック、日本語吹替 - 峯田大夢
- トゥルハム校の10年生(高校1年生)。最近ゲイであることをアウティングされた。進級し隣の席になったニックに一目惚れする。タオ、アイザック、エルと友達。
- ニコラス・“ニック”・ネルソン
- 演 - キット・コナー、日本語吹替 - 岩中睦樹
- トゥルハム校の11年生で、ラグビーをやっている。新年度、隣の席のチャーリーと仲良くなる。
- タオ・シュー
- 演 - ウィリアム・ガオ、日本語吹替 - 清水優譲
- チャーリーをかばう親友。ランチにエルと同じアップルジュースを飲んでいるが、転校後もついエルの分も買ってしまう。
- エル・アラザン
- 演 - ヤスミン・フィニー、日本語吹替 - 金田愛
- チャーリー、タオ、アイザックの友達。トランスジェンダーであることをカミングアウトしており、物語開始時点でヒッグス女子校に転校している。
- タラ・ジョーンズ
- 演 - コリーナ・ブラウン、日本語吹替 - 大平あひる
- エルと友達になるヒッグス生。ダーシーと付き合っている。
- ダーシー・オルソン
- 演 - キジー・エッジェル、日本語吹替 - 池田海咲
- タラのガールフレンドで、共にエルと仲良くなる。
- アイザック・ヘンダーソン
- 演 - トビー・ドナヴァン、日本語吹替 - こばたけまさふみ
- チャーリー、タオ、エルの友達。いつも本を読んでいる。
- ヴィクトリア・“トーリ”・スプリング
- 演 - ジェニー・ヴァルザー、日本語吹替 - 大平あひる
- チャーリーの姉。チャーリーの知らぬ間に背後に現れるためよく驚かれる。
- ベンジャミン・“ベン”・ホープ
- 演 - セバスチャン・クロフト、日本語吹替 - 天崎滉平
- チャーリーの最初のボーイフレンド。人目のつくところでチャーリーに会うと他人のふりをする。
- ハリー・グリーニー
- 演 - ーマック・ハイド・コリン、日本語吹替 - 林幸矢
- ラグビーチームにいるいじめっ子で、チャーリーらに差別的な発言をする。
- イモージェン・ヒーニー
- 演 - レア・ノーウッド、日本語吹替 - 陶山恵実里
- ニックの友達のヒッグス生で、彼に片想いをしている。
- アジャイ先生
- 演 - フィサヨ・アキネード、日本語吹替 - 藤高智大
- チャーリーを見守る美術教師。
- シング先生
- 演 - チェトナ・パンディア
- 体育教師で、ラグビー部のコーチ。
- バーンズ校長(声のみ)
- 演 - スティーヴン・フライ、日本語吹替 - 玉井勇輝
- トゥルハム校の校長
- サラ・ネルソン
- 演 - オリヴィア・コールマン、日本語吹替 - 近内仁子
- ニックの母。
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エピソード
シーズン1
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製作
要約
視点
執筆・プリプロダクション
2016年、アリス・オズマンが後にカルト的人気を博してグラフィクノベルへと拡がる『Heartstopper』のウェブコミックを始める[3]。2019年未明、2018年にオズマンのKickstarterキャンペーンを手伝ったパトリック・ウォルターズの提案で、See-Saw Filmsがオズマンに脚本の執筆を打診する[4] [5]。オズマンは10代の為の有益なLGBTレプリゼンテーションが不足しており、それをやることに興味があると述べており、本作がLGBTの若者が潜在的に"彼らは幸せを見出し、ロマンスを見出し、友情を見出せる"と確信させるものになることを期待している。オズマンはグラフィックノベルの最初の2巻を基に脚本を執筆し、See-Saw Filmsはそれを気に入り[4]、7月後半に放映権を獲得した[6]。
2021年1月20日に、Netflixが『ハートストッパー』を30分8エピソードのシリーズとしたことが明らかにされた[6]。オズマンとウォルターズはNetflixが世界的な可用性から最良のプラットフォームであると考えた[5]。ユーロス・リンが監督およびエグゼクティブ・プロデュースとして打診され、リンは原作を読んだことがなかったが、魅了的な脚本であると考えた[7]。Netflixの「キッズ&ファミリーコンテンツ」ディレクターのパトリック・ウィーラーは若年層に関連するシナリオのため、語るにふさわしいストーリーだと述べている[3]。また、パトリック・ウォルターズ、ジェイミー・ローレンソン、ハカン・コウセッタ、レイン・カーニング、エミル・シャーマンもシリーズの製作総指揮に、ゾーラナ・ピゴットがプロデューサーに決定した。プロダクションデザインはティム・ディッケルが担当し、マックスウェル・ファインがセットを、ゾーイ・サイファートがプロップを務めた[8]。製作の間、"Evergreen"がワーキングタイトルに使用された[9]。
キャスティング
忠実な描写にするため、オズマンは実際の若者を起用することにした[4]。ダニエル・エドワーズ・ガイがキャスティングディレクターを務め、5人のメインキャラクターと3人のリカーリングのためのオーディションが2021年の1月から2月にかけて行われた[10]。オズマンはアレッドは原作での彼自身のストーリーに敬意をあらわし、登場しないことを説明した。Zoomでの1万人以上のオーディション後、2021年4月にオズマンは最初のキャスティング発表をした。キット・コナーとジョー・ロックがそれぞれニックとチャーリーに決定し[4][11]、本作がロックの俳優デビュー作となった。コナーは元々チャーリー役でオーディションを受けていたが、プロデューサーが直にニック役に変更した[12]。 ロックがチャーリー役に決まった後コナーはニック役のオーディションを行い、彼らはたった数時間で親しくなり、製作チームは2人の間にケミストリーを見出した[13][12]。
数日後、ヤスミン・フィニー、セバスチャン・クロフト、ウィリアム・ガオ、コリーナ・ブラウン、キジー・エッジェル、コーマック・ハイド・コリン、レア・ノーウッド、トビー・ドナヴァンを含む残りのキャストが発表された[14]。ジェニーは5月にキャストに加わった[15]。最後のオーディションは対面で行われた[4]。オズマンがサラ役に著名な役者を起用することに興味を示し、リンは以前にも作品を共にしたオリヴィア・コールマンに働きかけ、オファーが承諾された。原作ファンもまたコールマンがシリーズにふさわしいと思うだろうとされた[16]。リンはコールマンの本能的で暖かな人柄がニックの母親であるサラに合うだろうとしている[7]。
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脚注
外部リンク
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