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フリーで使えるObjective-C ライブラリ(フレームワーク)、ウィジェット・ツールキット、アプリケーション開発ツール群 ウィキペディアから
GNUstep(グニューステップ)は、NeXTのOPENSTEP Objective-Cライブラリ(フレームワーク)、ウィジェット・ツールキット、アプリケーション開発ツール群をフリーソフトウェアとして実装したものである。Unix系オペレーティングシステムだけでなくMicrosoft Windowsでも動作する。GNUプロジェクトの一部でもある。
GNUstepのデスクトップ | |
開発元 | GNUstep Developers |
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最新版 |
make 2.9.1, base 1.29.0, gui & back 0.30.0
/ 2022年12月28日 |
リポジトリ | |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | フリーソフトウェア |
ライセンス | GPL / LGPL |
公式サイト | gnustep.org |
GNUstepの開発が始まったのは、スタンフォード線形加速器センターの Paul Kunz らがNEXTSTEPの HippoDraw を他のプラットフォームに移植したいと考えたのがきっかけであった。HippoDrawを一から書き直してアプリケーションとしての設計だけを活用するのではなく、アプリケーションが依存しているNeXTSTEPのオブジェクト層を書き換えようと考えた。そしてできたのが最初のlibobjcXである。これを使って彼らは HippoDraw を全く書き換えることなくUNIXシステムのX Window System上に移植できた。OPENSTEPの仕様が1994年に公開されると、彼らは新たなAPIにも対応するobjcXを作ることを決めた。そのソフトウェアが"GNUstep"として知られるようになるのである。
GNUstepは、NeXTのOPENSTEP仕様に完全互換なプラットフォームにまたがったオブジェクト指向開発環境を備えている(NeXT社はApple Computerに買収された)。Appleと同様GNUstepはJavaインターフェイスを持ち、同時にRuby[1]やSchemeとも接続できる。 GNUstepのアプリケーションインタフェースはmacOSのCocoaのインタフェースと根幹は同じ(NeXTとOPENSTEP)である。GNUstepの発祥はCocoaより先であった。
GNUstepはOPENSTEPの仕様を満たすことを目指して開発され、macOSが実装しているフレームワークの多くを欠いているが、GNUstepの開発者は互換性を保つため、AppleのCocoaの追加機能に追随しようとしている。ただし、CocoaとGNUstepはABIが全く異なるため、アプリケーションのバイナリレベルの互換性は期待できない。
GNUstepはOPENSTEPと似ており、OPENSTEPの設計規則を継承するとともにObjective-C言語を使っている。
(デバイスに依存しないクラス群とプログラミング機能)
(GUI系クラスの集まり)
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