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Linux向けのジャーナリングファイルシステム ウィキペディアから
ext3は、third extended file systemの略で、Linuxのファイルシステムである。ジャーナリングファイルシステムの一つ。 Linuxカーネル 2.4.15より利用が可能になった。
ext3 | |
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開発者 | オープンソースコミュニティー |
正式名 | Third extended file system |
導入 | 2001年11月 (Linux 2.4.15) |
パーティション識別子 |
0x83 (MBR) EBD0A0A2-B9E5-4433- 87C0-68B6B72699C7 (GPT) |
構造 | |
ディレクトリ | テーブル, ツリー |
領域管理 | ビットマップ, テーブル |
不良ブロック | テーブル |
限度 | |
最大ファイル サイズ | 16GiBから2TiB |
最大ファイル数 | 指定による |
最大ファイル名長 | 255バイト |
最大ボリューム サイズ | 2TiBから32TiB |
ファイル名の文字 | NULと/以外使用可能 |
特徴 | |
タイムスタンプ | 変更, 属性変更, アクセス |
日付範囲 | 1901年12月14日から2038年1月18日 |
日付分解能 | 1s |
フォーク | 可能 |
属性 | No-atime, append-only, synchronous-write, no-dump, h-tree (directory), immutable, journal, secure-delete, top (directory), allow-undelete |
パーミッション | UNIXパーミッション, ACL, 任意のセキュリティ属性 |
透過的圧縮 | なし |
透過的暗号化 | なし(ブロック デバイス レベルを提供) |
重複排除 | 無し |
対応OS | Linux、BSD、Windows(IFS経由) |
ext3ファイルシステムドライバのためのワークアラウンドが必要になっていること、著名なディストリビューションがLinux 2.6.33で追加されたext2ファイルシステムドライバとext3ファイルシステムドライバを使用せずext4ファイルシステムドライバでext2とext3を取り扱う設定を有効にしたカーネルでリリースするようになってから既に数年経ち問題が起きていないこと、カーネルからext3ファイルシステムドライバを削除し前述の設定だけにしたとしても互換性問題が発生しないことなどを理由にLinux 4.3で削除された。[1]
ext2と互換性が高い。ext2パーティションをマウントしたままext3に変換することが可能であり、ext2ファイルシステムとしてマウントすることもできる(ただし、この場合には、ジャーナリング機能を使用することはできない)。
ext2に比べext3には以下の機能が加わっている。
dir_indexオプションをつけると、ディレクトリ内の検索に、hashed b-tree を使うことができ、ディレクトリ内に多数のファイルがある場合、劇的に高速化する。
ext3はext2と高い後方互換性を持つことを目指して作られているので、構造の多くがext2と類似している。そのため、ext3は最近のファイルシステムが持っているいくつかの特徴(例えばi-nodesと可変ブロックサイズのダイナミックアロケーションなど)を持っていない。
ファイルシステムに書き込みが行われている間、ext3ファイルシステムはfsckすることができない。
右の日付範囲の欄に見られるようにタイムスタンプが2038年1月18日以降の日付に対応していない。2008年頃から2038年問題に対応済みのext4方式に移行している。
ext3では、非公式パッチの形で透過的な圧縮方法を使用することができる。
改良が年々重ねられていて、速度は徐々に速くなっている。他のファイルシステム、ReiserFSやXFSと比べ、劣っている部分と勝っている部分がある。
CPUリソースの消費は少なめといわれる。
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