「Ez2Dj 」(イージー・トゥ・ディージェイ、이지투디제이 )および「EZ2AC 」(イージー・トゥ・アーケード、이지투아케이드 )、「EZ2ON 」(イージー・トゥ・オン、이지투온 )とは、韓国を中心に稼働されている音楽ゲーム のシリーズ名。
初代から7th TraX -Codename Violet- Version 3.10まではAmuse World、BONUS EDITION及びBONUS EDITION revision Aは3S ENTERTAINMENT、Ez2Dj Azure ExpressioN以降はSquare Pixelsが開発・発売を行っている。
韓国においてはアンダミロ社のPump It Up シリーズと並んで人気を誇る業務用音楽ゲームとなる。1999年 には大韓民国ゲーム大賞 を受賞している[1] 。
演奏は通常、5鍵盤・ターンテーブル・フットペダルを使用するが、上級者向けモードではこれらに加えて中央に4つあるエフェクトボタンも使用したり、鍵盤を押しながらターンテーブルを回して演奏するモードも存在する。
1人プレイ専用筐体(Ez2Dj Mini)と小型筐体(Ez2Dj Dual)もリリースされている他、派生作品のEZ2Dancer 、オンラインゲーム 版となるEZ2ONも発売され、更には一部開発スタッフが『DJMAX 』を生み出した経緯がある。
なお、筐体デザイン・操作デバイスがコナミ の『beatmania 』シリーズに似ていることから、後述する権利侵害等問題で訴訟沙汰になった事もある。
CPU
メモリ
SDRAM PC100 SDRAM 64→128→256MB (1st - 6th)[2]
SDRAM PC133 SDRAM 256MB (7th - EVOLVE)
DDRRAM PC-3200 1-2GB (EVOLVE -)
OS
HDD
ATA -33規格の4-6.4GB (1st - 6th)
ATA-100規格の20GB以上 (7th - TIME TRAVELER)
SATA 規格のHDDをコンバーターで使用(TIME TRAVELER、FINAL)
SATA規格のSSD をコンバーターで使用(FINAL:EX)
グラフィック
コントローラ
Ez2Dj THE 1st Tracks (1999)
最初に発売された作品。シリーズ中で唯一EXERCISEモードが搭載されている。曲は全22曲が収録されている。Ez2Djのすべての作品中で最も判定が厳しく、ライフ数値の増減幅が多い事が特徴として有名である。
後に6th TraXで、1stのシステムをそのまま使用するRemember 1st?モードで1st Tracksを再現できるようになった。
コンセプトカラーは青色。
Ez2Dj THE 1st Tracks SPECIAL EDITION (1999)
1st Tracksマイナーチェンジバージョンの作品として、新曲10曲と1stのリミックス曲が追加された。シリーズ初の外部ライセンス曲が収録され、EZMix、HDMix、ReMix, 4DMixなどの難易度選択を初めて取り入れた。
また、1stではゲームスタート画面でコマンドを入力する必要があった倍速などのモードを、曲セレクト画面で楽に設定できるようになった。
コンセプトカラーは濃い青色。
Ez2Dj Dance Edition Vol.1 (2000) 開発中止
EZ2Dancer との連動プレーを考慮して企画されたバージョンだったが、開発が80%程度まで進行した段階で開発が中断となった。
本作に追加される予定だったEZ2Dancer の7曲は、2nd TraXにすべて移植された。
Ez2Dj 2nd TraX -It Rules Once Again- (2000)
ゲーム性、グラフィックなど多くの部分で前作より格段に進化した作品で、EZ2Dancer に先行収録された7曲と 2nd TraXオリジナル新曲20曲が追加された。
初心者のためのRuby Mixと上級者のためのSpace Mixが新たに追加され、Radio Mixが7キーを使うシステムに変更された。
また曲ごとにランキングシステムが追加され、EffectorボタンでHSの倍速を演奏中に自由に変えることができるようになった。
これにより、SEまでに使用されていたEffectシステムではない、CUTOFFフィルターEffectシステムが新たに採用された。
コンセプトカラーはピンク。
この頃から、Amuse Worldに吸収合併されたゲーム開発会社『Family Production』が製作に参加することになる。
Ez2Dj 3rd TraX -Absolute Pitch- (2001)
グラフィックや音楽的な面で以前よりさらにマニアックに深化した作品。新曲20曲が追加で収録された。
Radio Mixのように7キーを使う7Street Mixが独立したモードとして誕生し、ターンテーブルのみを使うEz2Catchモードも追加された。
またどのステージでもあらゆる曲を選択することができる全曲コマンドが追加された。
また、公式ウェブサイト上のイベントも盛んになり、ウェブサイトを通じてインターネットランキングに参加することもできた。音楽やシステムなどすべての面で最高の作品で評価を受けている。
コンセプトカラーは緑。
Ez2Dj 4th TraX -Over Mind- (2002)
3rdと同じく20曲の新曲が追加され、5キーのみを使う5Radio Mixが復活した。
ターンテーブルとペダルを自動で操作してくれるオートスクラッチ/オートペダルオプションが追加され、代わりにRuby Mixが削除された。
ゲームの全体的なバランスが高難度化したという評価を受ける。
この作品以降、主要製作陣が抜けてPENTAVISION を設立することになる。
コンセプトカラーは青色とゴールド。
Ez2Dj PLATINUM -Limited Edition- (2003)
4thまでのほとんどすべての楽曲が収録され、新曲12曲と既存曲のリミックス4曲を追加し、全112曲が収録されたEz2Djのマスターピース的バージョン。
前作で削除されたRuby Mixが復活した。
また、Super RandomモードとHyper Randomモードがそれまでとは違うシステムに変更されたが、後続バージョンでは再び以前のシステムに戻っている。
1st Trackからの主要スタッフ(ただしPENTAVISIONとしてだが)を中心に開発された最後のバージョンとなった。
後に出てきたEz2Dj 7th TraX -Resistance-のゲーム内では"EZ2DJ 5th TraX:Platinum"と誤って表記されていた。
コンセプトカラーは黒色。
Ez2Dj 6th TraX -Self Evolution- (2004)
それまでの製作陣が全員抜け、全く新しいスタッフによって製作されたEZ2DJの7番目の作品。新曲15曲と既存曲のリミックス10曲が新たに追加された。
ビートマニアシリーズのような、アップデートによる段階別解禁システムが導入された。解禁されているかは、特定の条件を満たしてタイトル画面の字の点滅を見ることで確認できる。
隠しモードだったEz2CatchとEz2Turntableモードが正式のモードになり、Ez2Dj THE 1st Tracksをそのまま再現するRemember 1st?モードが追加された。
コンセプトカラーは赤色と青色。
Ez2Dj 7th TraX -Resistance- (2007)
2年半ぶりに出た8番目の作品。現在の崩壊した韓国アーケード市場に対する反抗的な意味合いを含めてサブタイトルをResistanceとした。
6thの製作陣とも全く違った新しい製作陣が作った作品で、32曲の新曲が追加されて全160余曲を収録している。
ゲームの全体的な難易度が高くなり、7th追加曲に限って、ロングノートを押している間連続でコンボ数が上昇するシステムを採用した。
その他にStreet Mixや5 Radio MixにRuby MixにあったStarスキンを追加して、シリーズ別全曲コマンドを作るなど細かい変化があった。
コンセプトカラーはゴールド。
Ez2Dj 7th TraX -Resistance- Version 1.50 (2007)
2007年12月に稼動開始した、新曲追加等のアップグレードが施されたマイナーチェンジバージョン。
7th TraXの製作陣と関係のない新たな製作陣が開発したものだという。
新曲11曲、Radio Mixの新コースも多数追加された。
また、Platinum仕様のSuper RandomおよびHyper Randomが『PS Random』および『PH Random』として追加された(現在PH Randomは削除されている)。
タイトル画面でパッチのバージョンが表記されている。
コンセプトカラーはオレンジ色が交ったゴールド。
Ez2Dj 7th TraX -Resistance- Version 2.00 (2008)
収録曲の追加やグラフィックなどのバグが修正されたバージョン。
曲の並べ替えに初対応したバージョンでもある。
デザインはEz2Dj 7th TraX -Resistance- Version 1.50と同様である。
EZ2ON ONLINE TRAX (2008)
Windows 向けオンラインゲーム。Amuse WorldとCykan Entertainmentの合同出資により設立されたゲーム開発会社『RETRO GAMES 』によって製作されている。
家庭用パソコン向けのオンラインゲームという性質上、Ez2Djとはゲームの仕様が異なるが、基本となるゲーム性は変化しておらず、楽曲も既存のEz2Djに収録されているものが利用されている。
そのため、直接のEz2Djの新シリーズでは無いものの、Ez2Djの初めての家庭用シリーズと位置付けられる。
2009年10月19日にサービス終了。
Ez2Dj 7th TraX CLASS R -Codename Violet- Version 3.00 (2009)
ランキングで登録できるネームが4文字から5文字になった。
新曲が10曲追加されている。
さらにパスワード によるマイレージシステムが導入された。
また、旧作のエフェクターと旧曲の大量削除や、多くのバグがあるなどから、Ez2Djの歴代バージョンの中で最悪の出来であるといわれている。
コンセプトカラーは紫色。
Ez2Dj 7th TraX CLASS R -Codename Violet- Version 3.10 (2009)
Ez2DJ 7th TraX CLASS R -Codename Violet- Version 3.00に2曲の新曲を追加したバージョン。
マイレージシステムが削除され、バグ修正が施されている。
Ez2Dj 7th TraX BONUS EDITION (2010)
Ez2Dj 7th TraX CLASS R -Codename Violet- Version 3.10のリリース後にAmuse Worldが破産し解散したため、このバージョンから開発会社が3S ENTERTAINMENTに移行した。
新曲が36曲追加されたEz2Dj 7th TraXのマイナーチェンジバージョン。
新曲のうち30曲がSabin Sound Star からの移植曲となっている。
移植曲があまりにも多く、バグが多数存在することから非常に評判の悪い作品になってしまった。
コンセプトカラーは赤色。
Ez2Dj 7th TraX BONUS EDITION revision A (2011)
今回のバージョンでこれまでに削除された曲がすべて復活した、Ez2Djの第2のマスターピース的バージョン。
細かいところまでシステムに改良がなされており、今までのシリーズの中でかなり評価が高いバージョンである。
新曲は追加されていない。
デザインはEz2Dj BONUS EDITIONと同様である。
Ez2Dj Azure ExpressioN (2012)
2012年3月8日正式稼働開始。
タイトルにThe Next Generation of Ez2Djとの記載があり、新シリーズとしての新作となっている。
コンセプトカラーは青色。
なお、今回のバージョンで7th TraX無印の楽曲全てと7th TraX Ver1.50の楽曲のほとんど、7th TraX Ver2.00の楽曲の1曲がライセンスの使用期限切れにより削除された。
Ez2Dj Azure ExpressioN -INTEGRAL COMPOSITION- (2012)
2012年6月22日正式稼働開始。Ez2Dj名義で稼働される最後の作品となった。
前作「Azure ExpressioN」のパッチとして、前作購入者へ無償でリリースされた。
判定や難易度の調整や、新曲の追加、新旧楽曲へ新規アニメーションの追加が行われている。
デザインはEz2Dj Azure ExpressioNとほぼ同様である。
EZ2AC ENDLESS CIRCULATION (2013)
2013年4月26日稼動開始。
開発がSquare Pixelsに移行。タイトルがEZ2ACに変更され、再び新シリーズとして登場。ただし、筐体等は変化していない。
インターフェースデザインおよびコンセプトカラーは白色と黒色を用い、今までより洗練されたものになっている。
ゲーム開始時のHow to Playが追加された。
SID-Soundのメンバーがボーカルを勤めるユニット「Cradle Edge」の曲をライセンス収録している。
EZ2ON REBOOT (2013)
2013年7月16日にサービス開始[3] 。
しかしCykan Entertainmentの国内ゲーム事業撤退に伴い、同年12月30日にサービスを終了している[4] 。
EZ2AC EVOLVE (2014)
2014年12月26日稼動開始。再びUIが一新された。
ゲームモードが一新され、難易度システムとスコア算定方式を改編した。
コンセプトカラーは赤色。
2015年1月10日のアップデートによりOSがWindows XP に変更された。
それに合わせスペックを強化した新基板が公開された。
EZ2AC NIGHT TRAVELER (2016)
2016年1月28日稼働開始。再びUIが一新され、従来使われていた効果音も変更された。
10K COURSEモードと、14K COURSEモードが追加され、モード選択画面にて5K系列のモードのみを集めた初心者向けのBASICと、全モードが選択できるALLに分類された。
コンセプトカラーは黒色と黄色。
EZ2AC TIME TRAVELER (2017)
2017年8月16日稼働開始。
モード選択画面にて初心者向けのBASIC、通常プレイのNORMAL、連続プレイのCOURSEに再び分類された。
コンセプトカラーは緑色だが、コースモードでは紫色となっている。
Ez2Dj Azure ExpressioNにて削除された、7th TraX無印の楽曲がアップデートによりすべて復活した[5] 。
EZ2AC FINAL (2019)
2019年6月2日稼働開始。再びUIが一新された。
稼働当初のバージョンにSquare Pixelsは参加していなかったが[6] 、評判が悪く開発が放棄されたため再び関与することになった[7] 。
モード選択画面にて初心者向けのLIGHT、通常プレイのSTANDARD、連続プレイのCOURSE、変わった遊び方のCASUALに再び分類された。
COURSEモードは、稼働当初はモード自体が実装されていなかったが、アップデートで復活した[7] 。
プレイする楽曲を決定した後に難易度を選択する方式となった。
コンセプトカラーは濃い青色。
EZ2AC FINAL:EX (2020)
2020年8月7日稼働開始。EZ2AC FINALのバージョンアップ版となる。
本作がSquare Pixelsが制作に関与する最後のアーケード作品となる[8] 。
EZ2ON REBOOT:R (2022)
2021年3月17日Steam にて早期アクセス 開始[9] 。2022年4月14日正式ローンチ[10] 。
新たに独占的使用権を獲得した[11] [12] Neonovice社が開発を担当しているが、アーケード版を開発しているSquare Pixelsも名を連ねており、「EZ2ON Team」という表現もみられる[13] 。
過去のシリーズとは異なる全く新しいエンジンで制作されており、ムービーはリマスタリングが行われている[14] 。
またオンライン対戦モード[15] 、コースモード[16] 、レーティング[17] 、ランキング[18] 、ASIO 対応[19] などのシステムが早期アクセス中に追加された。
7K STANDARD及び14K MANIACでは、中央の赤いエフェクトボタンもプレイに使用する
本作はサバイバルゲージ方式を採用しており、画面右側のライフゲージがミスなどによって全部なくなるとゲームオーバーになる。
EXERCISE (1st)
Ez2Dj THE 1st Tracksにのみ存在するモード。
ゲームの遊び方の確認と簡単な2曲を演奏するチュートリアル。
Ez2Dj THE 1st Tracks SPECIAL EDITIONからは実装されていない。
理由は、ゲームのルールが単純でわざわざこのようなモードを実装する必要がないと判断したからだといわれている。
5K ONLY (EVOLVE -)
5つの鍵盤だけをプレイに使用するモード。
5K RUBYと違い、ライフゲージや譜面難易度は他のモードに準じたものになっている。
5K RUBY (Ruby Mix) (2nd-3rd, Platinum -)
5つの鍵盤と1つのターンテーブル、フットペダルをプレイに使用する初心者向けのモード。
ほかのモードより難易度を抑えた簡単な譜面で、ライフゲージも増強されている。
5K STANDARD (Street Mix、5 Street Mix) (1st-)
5つの鍵盤と1つのターンテーブル、フットペダルをプレイに使用するモード。
譜面は5K RUBYよりも難しく設定されている。
7K STANDARD (7 Street Mix) (3rd-)
5つの鍵盤と1つのターンテーブル、フットペダルと2つのエフェクトボタンをプレイに使用するモード。
Club Mix (10 Club Mix) (1st - ENDLESS CIRCULATION)
左右合わせて10個の鍵盤と1つのターンテーブル、1P、2Pのフットペダルをプレイに使用するモード。もう1つのターンテーブルは選曲に使用する。
ただし、フットペダルのレーンは1列のみで兼用となっており、1P側と2P側どちらでも同じように演奏出来るようになっている。
このモードのみ、2曲目の選択は1曲目の曲をプレイしているとき、3曲目の曲の選択は2曲目の曲をプレイしているときに選択しなければならない。
なお、そのときの曲選択は1P側でスタートした場合は、2P側ターンテーブルを、2P側でスタートした場合は、1P側ターンテーブルを使用する。
10K MANIAC (EVOLVE -)
Club Mixの後継モード。左右合わせて10個の鍵盤と2つのターンテーブル、1P、2Pのフットペダルをプレイに使用する。
他のモード同様、1曲プレイするたびにリザルト画面と選曲画面を経由するようになり、従来1つだけだったターンテーブルは両方別ラインで使用するようになった。
Space Mix(14 Space Mix) (2nd - ENDLESS CIRCULATION)
Ez2Dj 3rd TraX -Absolute Pitch-までのバージョンでプレイする場合は隠しコマンドを入力しなければならない。
左右合わせて10個の鍵盤と2つのターンテーブル、4つのエフェクトボタンをプレイに使用するモード。
最初に1P側のターンテーブルと2P側のターンテーブルを使って、曲を選択し(2ステージ)、それを連続でプレイする。
フットペダルは譜面のスピードを調節するために使用される(1P側でスピードダウン、2P側でスピードアップ)。
ある条件を満たせば3曲目がプレイできる。
14K MANIAC (EVOLVE -)
Space Mixの後継モード。左右合わせて10個の鍵盤と2つのターンテーブル、4つのエフェクトボタンをプレイに使用する。
他のモード同様、1曲プレイするたびにリザルト画面と選曲画面を経由するようになり、条件分岐が必要だった3曲目のプレイが無条件化された。
5K COURSE (Radio Mix、5 Radio Mix) (1st - SPECIAL EDITION, 4th -)
5つの鍵盤と1つのターンテーブル、フットペダルをプレイに使用するモード。
決められた4曲で構成されたコースの中から選んで連続でプレイする。
7K COURSE (Radio Mix、7 Radio Mix) (2nd -)
7つの鍵盤と1つのターンテーブル、フットペダルと2つのエフェクトボタンをプレイに使用するモード。
決められた4曲で構成されたコースの中から選んで連続でプレイする。
10K COURSE (NIGHT TRAVELER -)
左右合わせて10個の鍵盤と2つのターンテーブル、1P、2Pのフットペダルをプレイに使用するモード。
決められた4曲で構成されたコースの中から選んで連続でプレイする。
14K COURSE (NIGHT TRAVELER -)
左右合わせて10個の鍵盤と2つのターンテーブル、4つのエフェクトボタンをプレイに使用するモード。
決められた4曲で構成されたコースの中から選んで連続でプレイする。
EZ2CATCH (3rd-)
Ez2Dj PLATINUM -Limited Edition-までのバージョンでプレイする場合は隠しコマンドを入力しなければならない。
1つのターンテーブルだけをプレイに使用するモード。一人プレイ専用。
キャラクターをターンテーブルで操作し、上から降ってくるオブジェクトを取っていく。
TURNTABLE (Ez2Turntable) (4th-)
Ez2Dj PLATINUM -Limited Edition-までのバージョンでプレイする場合は隠しコマンドを入力しなければならない。
5つの鍵盤とターンテーブルをプレイに使用するモード。
インターフェースは5K ONLYと変わらないが、鍵盤を押しながら、同時にターンテーブルを回さなければならない。
Remember 1st? (6th)
Ez2Dj THE 1st Tracksを再現する、Ez2Dj 6th TraX -Self Evolution-のみに存在するモード。
ただし一部、本来のEz2Dj THE 1st Tracksとは異なっている点がある。(コンティニューが出来ない等)
Double Mode (SPECIAL EDITION)
Ez2Dj THE 1st Tracks SPECIAL EDITIONにのみ存在する隠しモード。
プレイするには隠しコマンドを入力しなければならない。
左右合わせて10個の鍵盤と2つのターンテーブル、1P、2Pのフットペダルをプレイに使用するモード。
Club Mixと違い、フットペダルは兼用ではなくそれぞれ別々のラインとなっており、別々に演奏しなければならない。
Codename Violet II (NIGHT TRAVELER -)
プレイするには対応しているバージョンかつ隠しコマンドを入力しなければならない。
レベルを選択し、曲をクリアしていく特別モードとなる。条件を達成することでエクストラステージに進むことが出来る。
UIはEz2Dj 7th TraX CLASS R -Codename Violet-を彷彿とさせるデザインとなっている。
TIME TRAVELER以降はCodename Violet 2.5 と変わり、エクストラステージが廃止され無条件化された。
Ez2Dj THE 1ST TRAX -original sound track-
CD1枚組。全38曲[20] 。
購入特典としてEz2Djオリジナルデザインシャツも同梱されていた。
Ez2Dj PLATINUM -COLLECTOR'S EDITION-
CD3枚組。全109曲[21] 。
Ez2Dj THE 1st Tracks、Ez2Dj THE 1st Tracks SPECIAL EDITION、Ez2Dj 2nd TraX -It Rules Once Again-、Ez2Dj 3rd TraX -Absolute Pitch-の4タイトルの楽曲を収録している。
EZ2ON SOUND TRAX
CD2枚組。全70曲[22] 。1000セット限定で発売された。
Ez2Dj THE 1st Tracksから7th TraX -Resistance-までの楽曲を一部収録。
EZ2AC OST
CD4枚組。全106曲[23] 。
Ez2Dj Azure ExpressioN、Ez2Dj Azure ExpressioN -INTEGRAL COMPOSITION-、EZ2AC ENDLESS CIRCULATIONの3タイトルの楽曲を収録している。
更に「神威」などそれ以前のタイトルの楽曲も一部収録。
EZ2ON REBOOT LIMITED EDITION
CD1枚組。全28曲[24] 。
Ez2Dj THE 1st Tracksから7th TraX -Resistance-までの楽曲を一部収録。
EZ2ON SOUND TRAXとは収録曲が異なる。
EZ2AC EVOLVE OST
クラウドファンディング にて商品化決定。基本セットでCD2枚組。全57曲[25] 。
EZ2AC NIGHT TRAVELER OST
クラウドファンディングにて商品化決定。CD3枚組。全54曲[26] 。
EZ2AC TIME TRAVELER OST
CD1枚組。全27曲[27] 。
特許権侵害禁止等訴訟
2001年 、コナミ株式会社 はAmuse Worldおよびゲーム世界(게임세상)の2社に対し、「Ez2Djがコナミの特許権 (韓国特許第294603号)を侵害している」とし、損害賠償等を目的とした訴訟を起こした。これに対し、Amuse Worldは、前述の特許についての無効審判を韓国特許審判院に申し立てた[28] [29] 。
2002年 9月、韓国特許審判院が、コナミの特許のすべての独立請求項を無効とする審決を下す[28] 。これにより、前述のコナミの訴訟の係争が中断する。しかしコナミは前述の審決の取消訴訟を韓国特許法院に提起[29] 、以降5年間係争が続く。
2004年 2月、韓国特許法院が、韓国特許審判院の審決を維持するとの判断を下す[28] 。コナミ、Amuse World双方とも上告する[29] 。
2006年 8月、韓国大法院 (日本の最高裁判所 に相当)が、韓国特許法院の審決を破棄するとの判断を下す[28] [29] 。
2007年 2月、韓国特許法院が、前述の無効審決を取り消すとの判断を下す[28] [29] 。
2007年4月、前述の判断を受け、韓国特許審判院がコナミの特許を維持するとの再審決を下す[29] 。これにより、中断していた係争が再開する。
2007年7月、韓国のソウル中央地方法院において「Ez2Djがコナミデジタルエンタテインメント 製の音楽ゲーム『ビートマニア 』の特許を侵害している」として、被告2社に対し損害賠償等を命じる判決が出た。被告側が控訴しなかったためそのまま第一審で判決が確定し[28] 、被告側に以下の内容が命じられた[30] [31] [32] 。
『Ez2Dj THE 1st Tracks』・『Ez2Dj THE 1st Tracks SPECIAL EDITION』・『Ez2Dj 2nd TraX -It Rules Once Again-』・『Ez2Dj 3rd TraX -Absolute Pitch-』の計4種の生産販売の停止、および完製品・半製品の廃棄
総額約117億ウォンの賠償金の支払
意匠権侵害禁止等訴訟
1998年 、コナミ株式会社がAmuse Worldに対し意匠権 侵害および不正競争行為中止要請の訴訟を起こす[29] 。
2002年 、韓国大法院において、「Ez2Djはビートマニアの意匠権を侵害していない」との判決が出る[29] [33] 。
補足
前述の通り、廃棄を命じられた製品は旧作4種のみであり、残りの新作に関しては言及されていない。そのため、2023年 現在最新のシリーズであるFINAL:EXはアップデートを続けていた。また、廃棄する必要があるのはあくまで以前Amuse Worldが保持していた製品のみであり、既に販売された製品に関しては廃棄の対象外である。よって「韓国のあらゆるゲームセンター でEz2Djが遊べなくなる」等といった事は無い。だが、新たに筐体を増産することは出来なくなってしまった(実際、開発元が3S Entertainment、そしてSquare Pixelsに移行してもEz2Djの筐体の新規生産は一切行っていない。ただし、近年は内部基板 の交換や中古筐体をオーバーホール したリファイン筐体の販売が行われている)ことにより、筐体の性能および耐久力(OSは2014年 のEVOLVEに至るまでWindows 98を使用していた)に限界が生じ始めている。