Bondee

ウィキペディアから

Bondee(ボンディー)は、シンガポールに本社を置くMetadream(メタドリーム[1])が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービスである[2][3]。ユーザーは、自身が作成したアバターを使うことでメタバース空間において友だちと交流できる[1][2]。2022年12月にリリースされた[1]

歴史

2022年5月、Metadreamが中国発のSNS「Zheli」(True.ly)を買収し、グローバル版として機能の改善を行ったうえで2022年12月にBondeeとしてリリースされた[3][4]

機能

現存する機能

友だち
リリース当初、Bondeeでは登録できる友だちの上限が最大50人[4]であり、X(旧Twitter)やInstagramと比較してクローズド性が高いことが特徴的[1][3]であった。しかし、2023年12月のアップデートにより、登録可能な友だちの上限が200人に拡大された。さらに、2024年10月のアップデートではクローズド性が変化し、よりオープンなフォローとフォロワーの関係性が導入された。この変更により、ユーザーは従来よりも広い範囲で興味や関心を共有する相手とつながりやすくなり、Bondeeの利用形態が多様化してきている。
Boop!
Boop!は、音声やテキストを使用してユーザーが発した内容をAIが分析し、その結果に基づいて感情や状況をユーザーのアバターに反映させ、投稿することができる機能である。他に類を見ない新しい体験を提供することを目的として開発された。
広場
広場機能では、ユーザーが現在いる場所から近くに投稿されたBoop!を確認できるほか、MAP機能を通じて盛り上がっている場所の広場や、イベントに参加しているユーザーのBoop!にもアクセスすることが可能である。この機能により、リアルタイムで地域の話題やイベントの様子を把握し、同じ関心を持つユーザーとつながることができる。ユーザー同士の交流を促進し、地域やイベントを楽しむ新しい体験を提供する。
MAP
MAP機能は、ユーザーは、自身の現在地や最近訪れた場所、友人のチェックイン場所、さらに特定エリアで人気のスポット(Boop!が多い場所)をMAP上で確認することができる。日本国内だけでなく世界各地の情報を対象としている。
ECHO
ECHO機能は、Boop!を投稿した後に共通のキーワードを持つユーザーとつながりやすくなる仕組みである。他のユーザーのBoop!に対して「いいね」やコメントをすることができ、交流を深めることも可能である。この機能を通じて、興味や関心が一致するユーザー同士のコミュニケーションが促進される。
アバター
顔や髪、服装などを選ぶことで3Dのアバターを作成する[5]。ユーザーは自身が作成したアバターを利用して友だちと交流する[2]
ステータス
「仕事中」や「運動中」などのステータスを設定できる機能[5]。ステータスはチャットやB-ZONE、Boop!などで使用できる。
チャット
1対1や複数人でチャットを行うことができる機能[4]。チャットにおいて自分のアバターにポーズを取らせることもできる[4]
B-ZONE
家具や小物を自分のB-ZONEに配置することができる機能[4]。友だちのB-ZONEを訪れることもできる[6]。課金することで拡張できる。また、友だちのB-ZONEに訪問したり、友だちを自分のB-ZONEに置くこともできる。
ストア
Bondee内の店。服屋、家具やいたずらアイテム、イベントのページがある。期間限定のアイテムや通常のアイテムが確認できる。アイテムを選択したときに左の!〇マークでアイテムがアバターで使用できるものか、確認できる。

廃止された機能

Bon
2023年12月にリリースされたAR機能を利用したサービス。ユーザーが作成したアバターを現実世界に設置し、アクションやテキスト、画像を追加することが可能だった。
Buzz
2023年12月にリリースされた、ユーザーがBonに投稿した内容を一覧表示できる機能。付近にいるユーザーの投稿と、システムが選定したおすすめ投稿の2つのカテゴリを閲覧できた。
航海
アバターが船に乗って旅を楽しむことができる機能。この機能では、時間に応じて風景が変化し、他のアバターと出会うことで、チャットや友だち追加、相手の部屋を訪問するといった交流が可能だった。また、メッセージボトルを投げることで、ランダムに他のユーザーとコミュニケーションを取ることもできた。

外部リンク

脚注

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