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Z4(ツェット・フィーア)はドイツの自動車メーカー・BMWが製造・販売しているロードスターおよびクーペタイプの乗用車である。
2002年にソフトトップを採用した2シーターロードスターとして登場し、2006年にはクーペモデルも追加された。
BMW・Z4 (初代) E85/E86型 | |
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Z4 前期型(E85) | |
Z4 クーペ 後期型(E86) | |
2007年型Z4 クーペの内装 | |
概要 | |
製造国 | アメリカ合衆国 |
販売期間 | 2003年 - 2008年 |
デザイン |
アンダース・ウォーミング (E85) トーマス・シーカ (E86) ヤン・ヘトラー (Z4 M)[1] クリス・バングル |
ボディ | |
ボディタイプ |
2ドアロードスター 2ドアクーペ |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 後輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | 本文参照 |
最高出力 | 本文参照 |
最大トルク | 本文参照 |
変速機 |
5速AT 6速AT 6速セミAT 6速MT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,495 mm |
全長 | 4,090 mm |
全幅 | 1,780 mm |
全高 |
E85: 1,300 mm E86: 1,285 mm |
車両重量 | 1,295-1,465 kg |
その他 | |
関連車種 |
BMW・3シリーズ (E46) BMW・3シリーズ コンパクト (E46/5) |
系譜 | |
先代 | BMW・Z3 |
2002年のパリモーターショーでデビュー。アメリカのサウスカロライナ州スパータンバーグで生産される。モデルコードはE85がロードスター、クーペがE86。
開発自体はZ3と同時期から行われており、2002年に生産を終了したZ3の後継車種にあたるが、車格としてはZ3の上位モデルとなる。Z3よりボディサイズを拡大し、当初は全モデルが直列6気筒エンジン搭載で登場したが、2005年に直列4気筒エンジン搭載モデルも追加された。デザインはアメリカ人デザイナーのクリス・バングルが担当している。
2003年1月、日本で「Z4 3.0i」、「Z4 2.5i」が発売。
同年5月、「Z4 3.0i」に6速SMG(セミAT)搭載モデルを追加。10月、「Z4 2.2i」を追加。
2005年9月、フランクフルトショーでクーペモデルの「Z4クーペ コンセプト」を発表。
2006年4月、マイナーチェンジ。「Z4 2.2i」と「Z4 3.0i」のSMGモデルを廃止し、「Z4 3.0i」と「Z4 2.5i」もエンジン、トランスミッション、内装を変更する。「Z4クーペ 3.0si」が追加され、これとの区別のため、オープンモデルは「Z4ロードスター 3.0si」、「Z4ロードスター 2.5i」となる。
2008年3月、限定車発売。「Z4ロードスター 2.5i Limited」165台発売。Mスポーツ+レザーシート+シートヒーター仕様が標準。同時に、M3(E46)と同じ直6エンジンを搭載するMモデルの「Z4 Mロードスター」「Z4 Mクーペ」を追加。トランスミッションは6速MT。 Z3時代の「Mロードスター」「Mクーペ」と区別するため、モデル名の先頭に「Z4」が付与された。
ソフトトップは、マイナーチェンジ前まで「Z4 3.0i」のみ電動式、「Z4 2.5i」「Z4 2.2i」は手動式であったが、マイナーチェンジ後は電動式が標準装備となった。マイナーチェンジ後の3.0siの6速ATは1シリーズ(130i Mスポーツ)にも採用されている「スポーツAT」であり、パドルシフトを装備する。
価格は443 - 837万円。
グレード | 製造年 | 排気量 | エンジン | 最高出力/最大トルク | 変速機 | 駆動方式 |
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Z4 3.0i | 2003年 - 2006年 | 3.0L | 直列6気筒DOHC M54B30 | 231ps/30.6kgm | 5速ATおよび6速セミAT | FR |
Z4 2.5i | 2.5L | 直列6気筒DOHC M54B25 | 192ps/25.0kgm | 5速AT | ||
Z4 2.2i | 2.2L | 直列6気筒DOHC M54B22 | 170ps/21.4kgm | |||
Z4 2.0i* | 2005年 - 2008年 | 2.0L | 直列4気筒DOHC N46B20 | 150ps/20.0kgm | ||
Z4 M ロードスター Z4 M クーペ |
2006年 - 2009年 | 3.2L | 直列6気筒DOHC S54B32 | 343ps/37.2kgm | 6速MT | |
Z4 ロードスター 3.0si Z4 クーペ 3.0si |
3.0L | 直列6気筒DOHC N52B30 | 265ps/32.1kgm | 6速AT | ||
Z4 ロードスター 3.0i | 218ps/25.0kgm | |||||
Z4 ロードスター 2.5i | 2.5L | 直列6気筒DOHC N52B25 | 177ps/23.5kgm | |||
Z4 ロードスター 2.5si | 218ps/25.0kgm |
* 2.0iはヨーロッパ市場でのみ販売された[2]。
BMW・Z4 (第2世代) E89型 | |
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Z4 sDrive 23i | |
Z4 sDrive 23i | |
Z4 sDrive 35is | |
概要 | |
製造国 | ドイツ |
販売期間 | 2009年 - 2016年 |
デザイン |
ジュリアン・ブラシ (外装) ナディア・アルナアウト (内装) |
ボディ | |
ボディタイプ | 2ドアコンバーチブル |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 後輪駆動 |
プラットフォーム | BMW L2[3] |
パワートレイン | |
エンジン | 本文参照 |
最高出力 | 本文参照 |
最大トルク | 本文参照 |
変速機 |
6速/8速スポーツAT 7速DCT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,495 mm |
全長 | 4,239 mm |
全幅 | 1,790 mm |
全高 | 1,291 mm |
車両重量 | 1,420-1,525 kg |
その他 | |
関連車種 |
BMW・1シリーズ ハッチバック (E87) BMW・3シリーズ (E90) |
2008年12月13日に発表され、2009年1月のデトロイトモーターショーでデビューした。ドイツのバイエルン州レーゲンスブルクで生産される。
先代に存在したロードスターモデルとクーペモデルは廃止され、ロードスターとクーペを統合した、クーペカブリオレタイプのリトラクタブル式ルーフを採用した。デザインはアドリアン・ファン・ホーイドンクが担当。
2009年5月、「sDrive35i」と「sDrive23i」の販売を日本で開始した。
2010年5月12日、最上級グレードとなる「sDrive35is」の販売を開始した。最高出力340ps、最大トルク45.9kgm(オーバーブースト時最大トルク51.0kgm)の直6ツインターボエンジンを搭載する。Mエアロダイナミクスパッケージ、スポーツシート、マルチファンクションMスポーツ・レザーステアリング(パドルシフト付き)を含むMスポーツパッケージを標準装備し、18インチMライトアロイホイール、アダプティブMサスペンション、BMWインディビデュアル・アンソラジット・ルーフライニング、マットオキサイドシルバー色のドアミラーなどを採用する。
2011年10月24日、「sDrive20i」の販売を開始し、「sDrive23i」は廃止。
価格は2016年10月現在、「sDrive20i」が518万円、「sDrive35i」が726万円、「sDrive35is」が850万円となっている。
グレード | 製造年 | 排気量 | エンジン | 最高出力 | 最大トルク | 変速機 | 駆動方式 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Z4 sDrive 23i | 2009年 - 2011年 | 2.5L | 直列6気筒DOHC
N52B25A |
204ps/6,300rpm | 25.5kgm/3,000rpm | 6速スポーツAT | FR |
Z4 sDrive 20i | 2011年 - 2016年 | 2.0L | 直列4気筒DOHCターボ
N20B20A |
184ps/5,000rpm | 27.5kgm/4,500rpm | 8速スポーツAT | |
Z4 sDrive 35i | 2009年 - 2016年 | 3.0L | 直列6気筒DOHCツインターボ
N54B30A |
306ps/5,800rpm | 40.8kgm/5,000rpm | 7速DCT | |
Z4 sDrive 35is | 2010年 - 2016年 | 340ps/5,900rpm | 45.9kgm/1,500rpm オーバーブースト時:51.0kgm |
BMW・Z4 (第3世代) G29型 | |
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Z4 M40i フロント | |
Z4 M40i リア | |
Z4 M40i インテリア | |
概要 | |
製造国 | オーストリア |
販売期間 | 2019年 - |
デザイン | カルビン・ルク[4] |
ボディ | |
ボディタイプ | 2ドアロードスター |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 後輪駆動 |
プラットフォーム | BMW・CLARプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | 本文参照 |
最高出力 | 本文参照 |
最大トルク | 本文参照 |
変速機 |
8速スポーツAT 6速MT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,470 mm |
全長 | 4,324 mm |
全幅 | 1,864 mm |
全高 | 1,304 mm |
車両重量 | 1,405-1,535 kg |
その他 | |
関連車種 |
トヨタ・スープラ (DB型) ボールドマン・CR4[5] |
2017年8月17日、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスでコンセプトZ4が公開された。
2018年8月23日、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表された。トヨタ自動車との共同開発車であり、車両構成の基礎となるエンジンやシャシーなどのプラットフォームをDB型トヨタ・スープラと共用している。製造はオーストリアにあるマグナ・シュタイアが担当する[6]。
初代および2代目のZ4やスープラとは異なり、本モデルはソフトトップ式のオープンカーのみとなっている。
2019年3月25日、日本市場で発表された[7]。グレードは「sDrive20i」「M40i」が導入された。価格は2019年3月現在、「sDrive20i」が566万円、「M40i」が835万円となっている。
2022年12月、一部改良[8]。ヘッドライト周辺をブラックに塗装し、キドニーグリルを水平基調のデザインに変更した。
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