Android Studio

Android用の統合開発環境 ウィキペディアから

Android Studio

Android Studio(アンドロイド スタジオ)は、Googleが提供するAndroidプラットフォーム向けアプリケーションソフトウェア開発用の統合開発環境(IDE)。JetBrains社が開発したIntelliJ IDEAをベースにAndroid開発に最適化されており、ホストOSとしてMicrosoft WindowsmacOSLinux、およびChromeOS[注釈 1]に対応している。

概要 開発元, 最新評価版 ...
Android Studio
Thumb
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開発元 Google
最新評価版

4.2 Canary 7[1] - 2020年7月30日 (4年前) (2020-07-30) [±]

4.1 RC 1[2] - 2020年8月10日 (4年前) (2020-08-10) [±]
対応OS Microsoft Windows, macOS, Linux, ChromeOS[3]
サポート状況 開発中
種別 統合開発環境
ライセンス Apache License 2.0
公式サイト developer.android.com/
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歴史

2013年5月16日、Google I/Oカンファレンスにおいて発表され[4]、同年5月にアーリーアクセスプレビュー版がリリースされた[5]。その後、2014年6月に公開されたバージョン0.8.0からは、開発段階がベータ版へ移行した[6]

更にその後、2014年12月8日に正式バージョン1.0.0が公開され、従来EclipseとADT (Android Development Tools) により実現されていた開発環境を、Android Studioで実現できるようになった。 2015年末をもってADTのサポートが打ち切られることが発表され[7]、Android Studio 2.2のリリースをもってADTのサポートが完全終了し[8]、Android開発環境はAndroid Studioに完全移行された。

Android Studio 4.3以降は、ベースとなるIntelliJのバージョンに基づいた番号が付けられるようになり、動物の名前にちなんだコードネームも付けられるようになった[9]

特徴

各機能は、開発が進捗する過程で、ユーザーに順次公開されていくことが見込まれる。2014年9月現在、提供されている機能は以下の通り。

  • WYSIWYGエディタを使用したリアルタイムなレンダリング。
  • デベロッパーコンソールからの各種情報取得。
  • ベータ版リリース機能。
  • Gradleベースのビルドのサポート。
  • リファクタリングとクイックフィックス。
  • Lintツールによるパフォーマンス、ユーザビリティ、バージョン互換等のチェック。
  • ProGuard英語版によるソース難読化とアプリ署名。
  • Android共通のデザインおよびコンポーネントを作成可能なテンプレートベースウィザード。
  • 開発中のレイアウトを複数の画面サイズで表示可能。
  • Android Wear対応アプリのビルドのサポート。
  • Google Cloud Platformの組み込みのサポート。Google Cloud Messaging英語版App Engineとの統合を可能にする[5]
  • バージョン2.2 (2016年9月) 以降でNDKをサポート。ビルドツールとしてCMakeとndk-buildをサポート[10]
  • バージョン3.0 (2017年10月) よりKotlinを標準開発言語の一つとして採用。

関連項目

脚注

外部リンク

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