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『A Slice of Life』(スライス・オブ・ライフ)は、1987年10月5日に発売された大貫妙子の通算12作目となるスタジオ・アルバム。発売元はDear Heart ⁄ MIDI。
前々作『Comin' Soon』、前作『アフリカ動物パズル』と企画ものが続いていたが、本作は久々のオリジナル・アルバムである[2]。編曲には1984年のアルバム『カイエ』以来となる、フランス出身の音楽家、ジャン・ミュジーをはじめ5人のアレンジャーが参加しており[3]、演奏には大村憲司、清水靖晃、高橋幸宏、細野晴臣、佐藤博 などのミュージシャンが名を連ねている。また、後に大貫との共同プロデュースでアルバム制作に携わることとなる小林武史が初参加している[4]。
M-9「ぼくの叔父さん」は、この曲にベース演奏で参加した細野晴臣が幼い頃に観て大きな影響を受けたという、ジャック・タチ監督のフランス映画『ぼくの伯父さん』をモチーフに作られたもの[5]。シングル「恋人たちの時刻」はアルバム・ヴァージョンで収録されたほか、フランスの歌手エルザ・ランギーニの「哀しみのアダージョ」に大貫が日本語詞を付け、原田知世が同年7月にシングルとしてリリースした「彼と彼女のソネット」のカバーなどを収録している[6]。
2013年3月27日にはリマスター盤SHM-CD(紙ジャケット)が[7]、2019年11月27日にはバーニー・グランドマンによるリマスタリング、カッティングが施されたアナログ盤が、完全生産限定盤 ″CITY POP ON VINYL 2020 対象商品″ として再発売された[8]。LPには大貫本人のセルフライナーノートが封入されている[4]。
全作詞・作曲: 大貫妙子(特記以外)。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「五番目の季節」 | 大村憲司 | |
2. | 「HYMNS」 | ジャン・ミュジー | |
3. | 「木立の中の日々」 | ジャン・ミュジー | |
4. | 「ぼくの叔父さん」 | 清水靖晃 | |
5. | 「彼と彼女のソネット[注 2]」(作詞・作曲: C. Cohen, R. Musumarra, R. Wargniel 日本語詞: 大貫妙子) | Hubu | |
合計時間: |
全作詞・作曲: 大貫妙子(特記以外)。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「あなたに似た人」 | 大村憲司 | |
2. | 「もういちどトゥイスト」 | 大村憲司 | |
3. | 「人魚と水夫」 | 佐藤博 | |
4. | 「スナップショット」 | 大村憲司 | |
5. | 「恋人たちの時刻」 | 清水靖晃 | |
6. | 「五番目の季節」 | 大村憲司 | |
7. | 「HYMNS」 | ジャン・ミュジー | |
8. | 「木立の中の日々」 | ジャン・ミュジー | |
9. | 「ぼくの叔父さん」 | 清水靖晃 | |
10. | 「彼と彼女のソネット」(作詞・作曲: C. Cohen, R. Mumarra, R. Wargniel 日本語詞: 大貫妙子) | Hubu | |
合計時間: |
あなたに似た人 もういちどトゥイスト
人魚と水夫
スナップショット
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恋人たちの時刻
五番目の季節
HYMNS
木立の中の日々
ぼくの叔父さん
彼と彼女のソネット
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