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AN/SQS-17は、アメリカ合衆国のEDO社が開発した軍用ソナー。13キロヘルツ級の中周波を使用するスキャニング・ソナーであり、主に小型戦闘艦に搭載された。また、改良型のAN/SQS-36、AN/SQS-38、可変深度ソナー版のAN/SQS-35も本項目で扱う。
SQS-17では、TR-166送受波器が100インチ (250 cm)のドームに収容されており、送信出力は134デシベル、動作モードは全方向送信(ODT)のみであった。これは1954年より就役し、173フィート型駆潜艇などに搭載されたQCU型ソナーを代替するものとして配備されたほか、アメリカ沿岸警備隊のリライアンス級カッターなどにも搭載された。フランスでもライセンス生産され、近代ソナーの生産についての貴重な経験を提供した。またその後、1966年の契約に基づいて、待ち受け受信に対応したSQS-36も開発された[1]。
EDO社ではSQS-36とともに、その可変深度ソナー版というべきEDO 700を開発しており、その派生型はSQS-35として採用された。これは日本電気により、SQS-35(J)としてライセンス生産された[1]。また探信儀仕様に国内改良したSQS-36D(J)も開発された[2]。なおEDO社自身が開発したSQS-35と同等性能の探信儀はSQS-38と称されている[1]。
制式名 | 送受波器 | 送受波器素材 | 周波数 [kHz] | 直径×高さ [cm] |
---|---|---|---|---|
AN/SQS-17 | TR-166 | リン酸二水素 アンモニウム |
12-14 | 48×90.8 |
AN/SQS-17A | TR-196 | 48×97 | ||
AN/SQS-36 | TR-204 | チタン酸バリウム | 13.0 | 48×90.8 |
AN/SQS-38 | TR-229 | 11.9-14.1 | 50×74 | |
AN/SQS-35 |
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