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2019年プルワマ襲撃事件(2019ねんプルワマしゅうげきじけん)は、2019年2月14日にインドのジャンムー・カシミール州、プルワマ県で発生した自爆テロ事件である[2]。
2019年プルワマ襲撃事件 | |
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Location of the attack in Jammu and Kashmir, India | |
場所 | インド ジャンムー・カシミール州 プルワマ県 |
座標 | 北緯33度57分53秒 東経74度57分52秒 |
日付 |
2019年2月14日 15:15 IST (UTC+05:30) |
標的 | 中央警察予備隊 |
攻撃手段 | 自爆テロ、車爆弾 |
死亡者 | 40人 (+テロ実行者1人 )[1] |
負傷者 | 35 |
犯人 | ジャイシュ=エ=ムハンマド |
攻撃者 | Adil Ahmad Dar |
カシミール地域は紛争地帯であり、インドとパキスタンの両国がそれぞれ実効支配を行ってきている[3]。1980年代後半、インドの実効支配地域で反乱が増加し始めた。反乱の原因の1つは、 1987年の州議会選挙における談合であり[4][5] 、パキスタンは反乱に物資面での支援を提供した[4][5]。 1989年以降、これらの反乱とインドによる弾圧で約70,000人が殺された[3][6]。
2015年以降、パキスタンに拠点を置くカシミールの過激派組織は、自爆テロ行為を活発化させた。2015年7月、3人の武装集団がグルダースプルの警察署を攻撃[7]。 2016年1月、4〜6人の武装集団がパタンコート空軍基地を襲撃した[8][9]。2016年9月には、武装集団4人がウリにあるインド陸軍の宿営地を襲撃し 、19人の兵士が死亡した[10]。
2019年2月14日、 ジャンムーからシュリーナガルに2,500人を超える中央警察予備隊(Central Reserve Police Force)[注釈 1]の人員を輸送するための78台の車両が国道44号線を走行していた。輸送船団は現地時間3:30頃にジャンムーを出発したが、2日前に高速道路が閉鎖されたために交通量が多かった。輸送船団は日没前に目的地に到着するように予定であった[12]。
現地時間15:15頃、アワンティポラに近いレアポラで[13]、保安警察が乗るバスに爆発物を乗せた車が突撃し、爆発を引き起こした。第76大隊に所属する40人保安警察隊員が死亡し、他多数の隊員が負傷した[1]。 負傷者はスリナガルの陸軍基地病院に移された[14]。
パキスタンに本拠を置く過激派組織のジャイシュ=エ=ムハンマドによって、犯行声明が出された。同組織は22歳で1年前に組織に加わった襲撃者であるアディル・アフマド・ダールのビデオも公開した[12][15][16]。パキスタンは関与を否定したが、ジャイシュ=エ=ムハンマドの指導者であるマスード・アズハルは同国で活動していることが知られている[17][18]。
事件後、インド空軍が報復として第三次印パ戦争以来48年ぶりに管理ラインを超えてパキスタン国内への空爆を行った[19]。
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