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本項では2010 FIFAワールドカップ・アジア予選におけるプレーオフ形式の5次予選について述べる。
大会名 | 2010 FIFAワールドカップ・予選 | ||||||
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アウェーゴールルールによりバーレーンが勝利 | |||||||
第1戦 | |||||||
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開催日 | 2009年9月5日 | ||||||
会場 | バーレーン・ナショナル・スタジアム(リファー) | ||||||
第2戦 | |||||||
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開催日 | 2009年9月9日 | ||||||
会場 | キング・ファハド国際スタジアム(リヤド) |
このプレーオフではバーレーン代表とサウジアラビア代表がホーム・アンド・アウェー方式で対戦した。この第2試合においては、アディショナルタイムの間にサウジアラビアによる逆転・バーレーンによる再逆転があり、結果バーレーンが勝利して大陸間プレーオフ(オセアニア予選を勝ちあがったニュージーランド代表と対戦)に進出することとなった。この第2試合を、サウジアラビア側から見て「リヤドの悲劇」、もしくはバーレーン側から見て「リヤドの奇跡」・「リヤドの歓喜」と呼ぶこともある。
2010 FIFAワールドカップにおけるアジアからの出場枠は4.5であった。アジア4次予選は5チームずつ2組に分かれての総当たり戦で行われ、各組上位2チームが直接本大会出場権を獲得し、大陸間プレーオフに進出するチームは各組3位チームによるプレーオフ(ホーム・アンド・アウェー方式)で決められるものとされていた[1]。結果、グループA・3位のバーレーンとグループB・3位のサウジアラビアが対戦することとなった。
第1試合はバーレーンのバーレーン・ナショナル・スタジアムで開催された。敵地に乗り込んだサウジアラビアは、ゴールキーパー・ワリード・アブドゥッラーの活躍もあってバーレーンに得点を与えなかった。[2]一方、サウジアラビアも得点することができず、0-0の引き分けに終わった。
試合終了後、バーレーン代表の監督・ミラン・マチャラは、「選手はいい試合をした。この結果が良かったのかどうかは分からない。ただ、チャンスが多数あったけれども無駄にした。運が悪かった。」と語っている[3]。
第2試合はサウジアラビアのキング・ファハド国際スタジアムで開催された。前半12分にサウジアラビアがナシル・アルシャムラニのゴールで先制するも、前半40分にバーレーンがジェイシー・ジョンのゴールで追いつく[4][5]。この段階で、2試合の合計得点では1 - 1で並んでいたものの、アウェーゴール数によりバーレーンが優位に立っていた。
しかし後半アディッショナルタイム1分、サウジアラビアのヤセル・アル・カフタニのクロスをハマド・アル=モンタシャリがヘディングで合わせ勝ち越し。これで2試合合計2 - 1となり、サウジアラビアが逆転勝利を掴んだかに見えた。ところが更に後半アディッショナルタイム3分、バーレーンのサルマーン・イーサのコーナーキックをイスマイール・アブドゥラティフがヘディングで合わせ、再度同点に。このゴールでバーレーンが再逆転し、大陸間プレーオフへの切符を掴んだ。[4][5]
サウジアラビア | 2 - 2 | バーレーン |
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ナシル・アルシャムラニ 12分 ハマド・アル=モンタシャリ 90+1分 |
レポート | ジェイシー・ジョン 40分 イスマイール・アブドゥラティフ 90+3分 |
試合終了後、バーレーン代表の監督・ミラン・マチャラは、「最初の同点ゴールによって、選手がよい精神状態で戦えた」と語っている[6]。またサウジアラビア代表の監督・ジョセ・ペセイロ(英語)は、「前半に得点のチャンスが多くあったものの生かせなかった」と語っている[6]。
前回(2006年)大会予選に続き、2大会連続でホームアンドアウェーの2試合だけによる大陸間プレーオフ出場チーム決定戦をアウェーゴール差で勝ち抜けたバーレーンは、ニュージーランドとの大陸間プレーオフに進出。しかしバーレーンでの初戦を0 - 0で引き分けた[7]のち、ニュージーランドでの第2戦を0 - 1で落とし[8]、前回大会と同じく、大陸間プレーオフまで進むものの突破を果たせなかった[9]。
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