2001年の文学(2001ねんのぶんがく)は、2001年(平成13年)の文学についてまとめた記事である。 できごと 1月16日 - 第124回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2000年下半期)の選考委員会開催。 10月20日 - 「三島由紀夫文学館」で、三島が少年時代に書いた戯曲『路程』が発見され公開される[1]。 賞 芥川賞・直木賞 第124回(2000年下半期) 芥川賞 - 青来有一『聖水』、堀江敏幸『熊の敷石』 直木賞 - 山本文緒『プラナリア』、重松清『ビタミンF』 第125回(2001年上半期) 芥川賞 - 玄侑宗久『中陰の花』 直木賞 - 藤田宜永『愛の領分』 その他の賞 谷崎潤一郎賞(第37回) - 川上弘美『センセイの鞄』 泉鏡花文学賞(第29回) - 久世光彦『蕭々館日録』、笙野頼子『幽界森娘異聞』 吉川英治文学賞(第35回) - 宮城谷昌光『子産』 2001年の本 小説 浅田次郎 『王妃の館』(集英社) 江國香織 『東京タワー』(マガジンハウス) 小川洋子 『まぶた』(新潮社) 川上弘美 『センセイの鞄』(平凡社) 桐野夏生 『玉蘭』(朝日新聞社) 笙野頼子 『幽界森娘異聞』(講談社) 島本理生 『シルエット』(講談社) 高橋源一郎 『日本文学盛衰史』(講談社) 田口ランディ 『モザイク』(幻冬舎) 中山可穂 『白い薔薇の淵まで』(集英社) 東野圭吾 『片想い』(文藝春秋) 柳広司 『贋作『坊っちゃん』殺人事件』(朝日新聞社) 山之口洋 『われはフランソワ』(新潮社) 唯川恵 『肩ごしの恋人』(マガジンハウス) 綿矢りさ 『インストール』(河出書房新社) その他 内田樹 『ためらいの倫理学』(冬弓舎) 江川紹子 『私たちも不登校だった』(文春新書) 三浦雅士 『青春の終焉』(講談社) 村上春樹 『シドニー!』(文藝春秋) 村上春樹・安西水丸 『スメルジャコフ対織田信長家臣団』(朝日新聞社) 村上春樹・大橋歩 『村上ラヂオ』(マガジンハウス) 米原万里 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店) 死去 1月 - 3月 3月12日 - ロバート・ラドラム、米国の小説家。73歳没。 3月14日 - 井田真木子、神奈川県出身のノンフィクション作家。44歳没。 3月27日 - 児島襄、東京府出身の作家。74歳没。 4月 - 6月 4月7日 - 馬場のぼる、青森県出身の絵本作家・漫画家。73歳没。 4月14日 - 田久保英夫、東京市出身の小説家。73歳没。 6月6日 - 来栖良夫、茨城県出身の児童文学作家。85歳没。 6月27日 - トーベ・ヤンソン、スウェーデン系フィンランド人の画家・小説家。86歳没。 7月 - 9月 7月4日 - 江川卓、日本のロシア文学者。74歳没。 7月15日 - 岩川隆、山口県出身のノンフィクション作家。68歳没。 7月17日 - イェヒエル・デ・ヌール、ポーランド出身のイディッシュ語・ヘブライ語作家。92歳没。 7月20日 - 本多光夫、日本の編集者・作家。筆名は「諸井薫」。70歳没。 7月28日 - 山田風太郎、兵庫県出身の小説家。79歳没。 8月12日 - ピエール・クロソウスキー、フランスの小説家・画家。96歳没。 9月4日 - 林富士馬、日本の詩人、文芸評論家。87歳没。 10月 - 12月 11月10日 - ケン・キージー、米国の作家。『カッコーの巣の上で』の原作者として知られる。66歳没。 12月16日 - シュテファン・ハイム、ドイツの作家。88歳没。 12月19日 - 印南高一、長野県出身の演劇研究者・演出家。98歳没。 脚注 [1]佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成13年10月21日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 371) 参考文献 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。関連項目 文学賞の一覧Wikiwand - on Seamless Wikipedia browsing. On steroids.