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日本の童謡 ウィキペディアから
1929年、ビクターから児童ジャズとして発売。レコード品番は50821[1]。なおA面曲は「おいちにの兵隊さん」[2]だった。
本楽曲のレコード(ビクター版)を使ったレコード・トーキー方式による無声映画時代のアニメ映画。
日本のアニメ映画の先駆者の一人である幸内純一の弟子、大藤信郎は、様々なアニメ映画を製作していた。その中で、1928年、アメリカでトーキーのアニメ映画「蒸気船ウィリー」(ウォルト・ディズニー作によるミッキーマウスのアニメ映画第一号)が公開されたのに刺激を受け、トーキー映画の開発を着手する。そして試作されたのがこの作品である。レコード式トーキーという手法を用いたものである。試作ということもあり、上映時間は約2分である。
1929年に完成するが、公開されたのは1931年1月である。
本作以後に製作された平井英子の歌唱による楽曲を使ったレコード・トーキー方式のアニメ映画に、『村祭』(文部省唱歌)(1930年製作)や『茶目子の一日』(1931年公開)、『証城寺の狸囃子』(1930年代初頭)などがある。
平井英子の独唱によるビクターの児童ジャズ「黒ニャゴ」に合わせて、黒猫、虎猫、4人の子供が踊る。
フィルム、レコードとも現存しているので、各地の上映会やDVDで視聴できる。
DVDでは「日本アートアニメーション映画選集(紀伊國屋書店)」の第1巻「大藤信郎傑作選」、「日本アニメクラシックコレクション(Digital Meme)」の第1集に音声付きで収録されている。
2007年5月19日には昭和のくらし博物館でSPレコードを使った上映が行われた。
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