Remove ads
日本の漫画作品 ウィキペディアから
『魔法のいろは!』(まほうのいろは)は、井上和郎による日本の漫画作品。キャッチコピーは「禁断の親子ラブコメ」。話数カウントは「MAGIC○○」。
小学館の漫画雑誌『週刊少年サンデー超』に2009年OCT.(10月)号から2011年2月号まで連載。同時に、約1号遅れで同社のウェブコミックサイト『クラブサンデー』にて配信されていた。
いわゆる魔法少女ものではあるが、肝心の魔法少女たちが未来人であり、タイムパラドックスやアンドロイドなど、従来の魔法少女ものと比較して、よりSF的なネタを取り入れている。ただし、「魔法」はそのまま「魔法」として表記されており、同様のSF要素を含む魔法少女もの作品と比較して、「魔法そのもの」に対しては何らかの法則性はあるように記されているものの、「科学の延長」のような描写は比較的なされていない。
また、コメディ色を強めてエブリデイ・マジック作品として仕上がっている。
六花直樹は、戦略ネットゲーム「魔法王国」の世界的ランカー。しかし、その実は南緋立中学校に通う、ごくごく普通の中学生。勉強・容姿は中庸で、スポーツは全くダメ、女の子にモテるような気配りもできない。そんな彼の元に、ある日いきなり「直樹の未来の娘」と名乗る少女・六花いろはが現れる。
いろはが語るには、未来の直樹は科学とは異なる異法則「魔法」の全てを解き明かした男であり、その力を使って世界中の魔法使いを束ねて独立戦争を起こし、自身の手による魔法国家を樹立したという。ところが、直樹は権力を持った途端に暴走。当初は善政を布いていたものの、後に欲望と権勢を赴くままに悪用し、なんと500人もの女性と結婚。それをきっかけとして民衆の蜂起が始まり、なんといろはの時代の直樹は斬首寸前だという。
未来における直樹の斬首を回避する方法はただひとつ。直樹の暴走の原因となった中学生以降の「暗くて情けなかった青春時代」を回避して、「清く正しく明るい青春時代」を過ごさせて歴史を変えること。いろははそのために現代の直樹の下に遣わされたメッセンジャーだった。
かくて、いろはは未来の父である直樹と共に、直樹自身の未来を変えるため、魔法の力で奮闘する。
しかし、いろはが直樹の元にやってきたことで、いろは以外の直樹の子供たちや、未来の権力者である直樹を亡き者にせんとする者までもやって来るようになり、また、直樹自身も、いろは自身も、その性格から自身でトラブルを招くことに。
そんな彼らを中心に、未来をめぐる騒動は混迷を重ねながら、誰も理解できない混沌のカオスへと突き進んでいく。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.