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映画 ウィキペディアから
『鬼が笑う』は、2022年6月17日に公開された日本映画。監督の三野龍一と脚本の三野和比古の兄弟による映画制作ユニット「Mino Bros.」の長編映画第2弾[1][2]。
家族を守るために父親を殺害した石川一馬が勤務先のスクラップ工場で起きた外国人労働者に対する陰湿ないじめを目の当たりにし、わき目も振らずにいじめられている外国人労働者を助けるために傲慢な経営者たちに立ち向かう中国人労働者を見て、忘れかけていた怒りと未来への希望を宿すさまを描く[1][2]。
映画公開前のイベントで監督の三野龍一は「もともと外国人労働者について描きたいと思ったわけではない。僕自身、何故人は差別やいじめをするのが分からなくて、何故人と人を比較したりするんだろうというのがベースにあった」とした上で「立場や肩書で人を評価するというのが腑に落ちなくて。腑に落ちないからこそ僕たちが客観的に捉えた映像を観てどう思うかを考えていただきたいと思ってこのような設定にした」と外国人労働者を映画に描こうとした理由を語った[1][2]。
さらに弟で脚本を担当した三野和比古は脚本執筆にあたり、2週間ほど工場でアルバイトをした経験を元に感じた違和感を脚本に落とし込んだという[1][2]。
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