高橋良麿

高橋 良麿（たかはし よしまろ、1907年（明治40年）11月3日^[1] - 1991年（平成3年）2月20日^[2]）は、日本の内務・警察官僚、実業家。最後の官選和歌山県知事。

経歴

大分県出身。高橋兼太郎の二男として生まれる^[1]。第五高等学校を卒業。1928年10月、高等試験行政科試験に合格。1929年、東京帝国大学法学部政治学科を卒業。内務省に入省し、熊本県属となる^[3]。

1941年、岩手県書記官・経済部長に就任^[1]。1942年3月から1943年12月まで南西方面海軍民政府セレベス民政部経済部長を務めた^[4]。以後、岡山県部長・警察部長、東京都経済局食糧課長、警視庁刑事部長、京都府警察部長を歴任^[1]。

1947年2月、和歌山県知事に就任。県議会議員選挙、知事選挙を執行して、同年4月に知事を退任^[1]。その後、公職追放となった^[3]。

1947年7月、呉羽化学工業取締役に就任し、同常務、同社長を歴任。さらに、富山テレビ放送取締役を務めた^[1]。

脚注

1. 『新編日本の歴代知事』750頁。
2. 『現代物故者事典 1991～1993』353頁。
3. 『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』274頁。
4. 『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』143頁。

参考文献

• 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
• 秦郁彦編『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
• 『現代物故者事典 1991～1993』日外アソシエーツ株式会社、1994年。