高取峠
ウィキペディアから
ウィキペディアから
高取峠(たかとりとうげ)は、兵庫県の赤穂市高野と相生市佐方との間にある峠[1]。
峠のある山を「八重山」といい、鷹の多い山だった。飛鳥時代に赤穂郡一帯を治めていた秦河勝が、この山で遊猟をしたといい、後世の領主も鷹狩りをしたことから、「鷹取峠」と呼ばれるようになったと伝えられている[1][注 1]。これが後に「高取峠」と書き表すようになったとされている[1]。
道が通じるようになったのは江戸時代になってからで、赤穂藩主の浅野氏によって官道として整備された[1]。以来、参勤交代のルートとなった[1]。
昭和時代になり主要地方道相生赤穂備前線に指定され兵庫県道30号・岡山県道1号相生赤穂備前線となったが、1956年(昭和31年)に国道250号へ昇格された。
いまは「赤穂街道(国道250号)」が通っているが、これはかつての官道・高取峠よりもやや南東よりの標高の低い位置を通過している[1]。この道路は赤穂市と相生市を繋ぐ重要ルートだが、険路のため交通網のボトルネックになっており、新たなトンネル掘削による改良が課題となっている[2][3]。なお、かつての峠には採石場がある[4]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.