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7世紀中期の斉明天皇が営んだ宮 ウィキペディアから
川原宮(かわらのみや)は、7世紀中期の斉明天皇が営んだ宮。一般には飛鳥川原宮(あすかのかわらのみや)と呼ばれている。奈良県明日香村川原にある川原寺(弘福寺)の地にあったと伝えられている。
『日本書紀』には、斉明天皇元年(655年)の冬、板蓋宮が火災に遭ったため、斉明天皇は川原宮へ遷ったとある。その翌年には新たに後岡本宮を建てて遷宮しているので、一時的な仮住まいの宮殿だったと考えられる。
斉明天皇の崩御後、子の天智天皇のときに川原宮は川原寺(かわらでら)に改められたという。平安時代初期には嵯峨天皇がこの寺を空海に与えたと伝わる。今日では真言宗 仏陀山弘福寺(ぶつださん こうふくじ)を正式名称としている。
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