長船カントリークラブ

長船カントリークラブ（おさふねカントリークラブ）は、岡山県瀬戸内市にあるゴルフ場である。

長船カントリークラブ Osafune Country Club
長船カントリークラブの空中写真。 2016年11月12日撮影。 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
所在地	日本 岡山県瀬戸内市長船町福岡49-1
座標: 北緯34度42分30.62秒 東経134度5分31.04秒
概要
開業	1967年（昭和42年）10月29日
運営	メンバーシップコース
設計	佐藤 儀一
運営者	株式会社 岡山観光開発事業団
コース
OUT IN HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD 1 4 375 1 4 350 2 4 360 2 5 503 3 3 120 3 3 140 4 4 369 4 5 477 5 3 161 5 4 388 6 5 570 6 3 161 7 4 338 7 3 198 8 3 140 8 4 413 9 5 580 9 4 418 計 35 3013 計 35 3048
その他
公式サイト	長船カントリークラブ

概要

1928年（昭和3年）、岡山県の吉井川の芦田橋（現・備前大橋）下手の福岡河原に、実業家・都志甚一によって3ホールの手造りのゴルフ場が造られた^[1]。ゴルフ場は「芦を払い野芝を刈りフェアウェイとラフの差もなく、グリーンのみ円形に刈りこんだ」だけのコースだったが、岡山県では最初のゴルフ場だった^[1]。その後、1937年 （昭和12年）、「岡山ゴルフ倶楽部」（現・「岡山霞橋ゴルフ倶楽部」、1930年（昭和5年）開場、設計・J・E・クレイン）の移転先として話し合われたが、日支事変の勃発により中止になった^[1]。

戦争が終わった1965年（昭和40年）、ふたたび吉井川の河川敷に岡山のゴルフファンの注目が集まった^[1]。1966年（昭和41年）10月、コース増設と改良により6ホールを完成し、仮オープンさせた。翌1967年（昭和42年）10月29日、3ホールを増設し9ホールのコースが完成し、開場された^[1]。その後、1970年（昭和45年）、増設して12ホールが完成した。「芦を刈り、農地、牧草地の地権者の理解と協力を得ながら、増設の地道な仕事が続いた」という^[1]。

1973年（昭和48年）9月22日、コース設計家の佐藤儀一に依頼して、6ホールを増設と改良により18ホール、6,229ヤード、パー70規模のゴルフ場が開場された^[1]。佐藤儀一は、日本アマチュアゴルフ選手権競技4連勝したアマチュア最強の選手であり、「城陽カントリー倶楽部」（1959年（昭和34年）開場）、「片山津ゴルフ倶楽部」白山・加賀・日本海コース（1957年（昭和32年）開場）などの玄人好みのコース設計の実績がある^[1]。

所在地

〒701-4265 岡山県瀬戸内市長船町福岡49-1

コース情報

• 開場日 - 1967年10月29日
• 設計者 - 佐藤 儀一
• 面積 - 400,000m²（約12.1万坪）
• コースタイプ - 河川敷コース
• コース - 18ホールズ、パー70、6,061ヤード、コースレート68.7
• フェアウェー - コウライ
• ラフ - ノシバ
• グリーン - 2グリーン、コウライ、ベント
• ラウンドスタイル - 原則セルフプレー、キャディ付可、乗用カートラウンド1組4人原則、土・日・祝状況によりツーサム可
• 練習場 - 17打席100ヤード
• 休場日 - 無休、火曜日セルフ営業^[2][3]

クラブ情報

• ハウス面積 - 3,000m²（907.5坪）
• ハウス設計 - 塩田 卓男
• ハウス施工 - 重藤組^[2][3]

ギャラリー

• コース - 「長船カントリークラブ」、コース案内、2021年5月5日閲覧
• ハウス - 「長船カントリークラブ」、施設案内、2021年5月5日閲覧

交通アクセス

• 鉄道 - 赤穂線（JR西日本） - 長船駅より タクシー利用約2分^[4]
• 車 - 山陽自動車道 - 備前ICより 19Km^[4]

エピソード

• 日本ゴルフツアー機構元会長で、日本プロゴルフ選手権大会、日本オープンゴルフ選手権競技勝者の島田幸作プロは「岡山で最も愛するコース」と洩らしていた^[5]。