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世界の非商用・非営利目的の団体 ウィキペディアから
遺伝子系譜学国際協会(いでんしけいふがくこくさいきょうかい、英: The International Society of Genetic Genealogy)とは、分子生物学、集団遺伝学や遺伝子系譜学の研究発展のために、世界中の遺伝系図学者たちによってボランティア運営されている非商用・非営利目的の団体である[1]。略称はISOGG。遺伝子系図学国際協会とも訳される。
2005年、姓とDNAの関連を研究しているグループである姓のDNAプロジェクトの管理者たちによって、DNA情報に裏付けられた人類系図(全人類系統樹)の構築を推進する目的で設立された。ディレクターは、キャサリン・ボルヘスが務めている[2]。2013年6月の時点で、世界70ヶ国に8,000人以上の研究員を有し[3]、2013年7月の時点では、地域コーディネーターのボランティア管理者がいる国は、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、イギリス、エジプト、アイルランド、ロシアなど20ヶ国におよぶ[4][5]。これにより、DNA情報に関心がある系図学者のために研究素材を収集・提供し、遺伝系譜学者たちの間での情報共有が容易になった[6]。現在も世界中から得られるDNA情報を基に、人類系図(全人類系統樹)が、より精度の高いものに日々更新されている。
2006年以来、最新の知見に基づくY染色体系統樹の系統樹をサイト上にアップロードし、誰でもオンラインで確認できるようにしている[6][7]。 また、系統樹の位置関係を決定づける要素となる、遺伝子のマーカー(一塩基多型/SNP)の発見・発表および系統樹上の位置特定に務めており、系統樹の精度を高めることに尽力している[8]。この系統樹は、世界中でDNA情報に裏付けられた全人類の系図として利用されている。
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